ドンドン日記・第２章

2014年06月19日(木)
伊勢神宮の下宮( げくう ）と内宮( ないくう )を参拝しました。
写真は内宮の五十鈴川に掛かる宇治橋から森の中に立つ
日の丸の旗を撮ったもの。
日の丸が一番似合う場所の様な気がします。
日の丸には街中よりも森が似合う。

ニヘドンが伊勢神宮を訪れたのは、これが３度目。
多分…。実はよく覚えてていない…。
仕事、プライベート取り混ぜて、余りにも多くの寺社仏閣＆
観光地に行き過ぎて、実はよく覚えていない…。
自分の記憶に残っている中では３回目です。

一番最初は20年以上前、( 30年以上前だったかもしれない。
　日記を付けていないと、年数が経つと記憶が真っ白になっちゃうのね。
　そう言う意味で、ブログは偉大だなぁ。)
今は亡き母親とツアーに参加して行きました。
伊勢神宮は母親の憧れの場所でしたので、訪れた時は母は非常に喜んで、
子供の様にはしゃいでいました。
母親は日本の皇室に並々ならぬ敬意を持っていて、
TV番組 の皇室アルバムは欠かさずみている人でした。
五十鈴川で手を洗った時には母の興奮は max でした。
恐らく、皇室アルバムで五十鈴川を背景に立つ美智子様の映像を何度も見て、
憧れを募らせていたのでしょう。

母親が喜びまくる一方、ニヘドンは実は失望著しかったのです。
江戸時代の庶民が、こぞって行ったお伊勢参りの、お伊勢様が、
実際に行ってみると、何も神秘的なオーラを感じられなかったのです。
まあ、ツアーで行きましたし、20年以上前は、団体客はきちんと整列して前の人の背中を見ながら、黙々と玉砂利を踏んで歩いた気がします。
そんな中で「 神 」を感じるのは至難の業だったかと思います。
当時はニヘドンは若かったしね。
女性は、年を経れば経る程、霊感パワーが増して来る様な気がします。
シャーマンとか霊媒師って、しわしわのお婆さんに実力者が多い様なイメージがあるでしょ？
実際、ニヘドンは神社仏閣を訪れると、その場所から発せられる気を
如実に身体で感じる様になりまさた。
若い頃はそんな事、全く無かったのにね。
今は、頭痛を感じる事がしばしば有ります。
最近では、京都の上加茂神社、佐原の香取神宮で、強烈な頭痛に襲われました。
境内を出ると頭痛が止むので、これはもう神社からの作用としか思えません。

さて、２回目の伊勢神宮参拝は添乗の仕事で行きました。
2013年、式年遷宮の正にその年で、参拝ツアーが例年より多く出ました。
そんでもって、ニヘドンもツアーを１本受け持ったのでした。

外宮は正宮まで参拝出来ました。
外宮は境内の面積が内宮より小さいからね。
でも内宮は火除橋にたどり着く前に、戻って来る添乗員仲間と出くわしてしまい、
一緒にオプションのお土産品をお店に取りに行く約束をしていたので、
正宮参拝は諦めて、仲間と一緒におかげ横丁に向かいました。
ツアーは、お弁当やお土産品のオプション販売が有るので、
添乗員はその商品をお店に受け取りに行かなければならないのです。
この時はおかげ横丁の２軒のお店を回らなければならなかったので時間が掛かりました。

そして３回目の2014年06月19日、今回は伊勢でのオプション販売が有りませんでしたので、
外宮も内宮も、ゆっくり正宮を参拝する事が出来ました。

内宮の五十鈴川御手洗場( いすずがわみたらし ）で、手を洗いました。
清らかと言われている五十鈴川の水ですが、やはり自然の川の水ですから、
糸くずの様な細かい浮遊物は沢山浮いています。
それらを避ける様に手を洗いました。
まあ、得体の知れない物がいっぱい浮いているガンジス川よりは、100万倍綺麗と言う事ですね。

３度目の伊勢神宮は、あっけらか〜んとした、長閑な印象を強く受けました。
来る者を拒まない懐の深い、のほほ〜んとした明るさ。
縄文の時代に続く日本列島の雰囲気だと思いました。
このおおらかさは、下北半島の恐山をお参りした時にも感じた共通の体験です。
こう言う場所では頭痛は全く起こりません。
伊勢は良いなぁ…。
式年遷宮の翌年と言う事で、境内には新しい材木の香りが、
ぷーんと漂っていて、森林散策をしている感じでした。

またこれからも、何度も伊勢神宮をお参りする機会に恵まれます様に。ぱんぱん。

＊＊＊＊＊　「　式年遷宮を終えた新しい伊勢神宮。　」　・　完　＊＊＊＊＊＊