2015年03月31日
羽田空港のランチは、ここがイイネ!!

午後、羽田空港でセンディング業務が
有りました。
2時間程、早く到着する様に
家を出て、空港でランチをします!!
羽田空港第1ターミナルの
Market Place を
2階→ 3階→ 4階 → 5階→
6階と全てのフロアを見て回りました。
この日のランチの場所が決まりました。
「 AIR TERMINAL GRILL KIHACHI 」
です。
ランチタイムでも、滑走路が見える窓側の席を希望しなければ、奥のテーブルに直ぐ
案内してもらえます。
「 LUNCH GRILL SET 」¥1,850.-を頼んでみました。
スタッフが、「 本日フライトでお急ぎではございませんか? 」と訊いて来たのは
流石だと思いました。
先ずは、1枚目の写真のスープが運ばれて来ます。
「 たたき海老と蓮根と挽肉のコンソメ風です。
たたき海老、蓮根、挽肉、葱、パセリの具が細かく刻まれ、たっぷりと入っています。
おかずスープと言っても良い位の分量です。
これだけでお腹いっぱいになってしまいそう!
ランチタイムのスープって、残り野菜で作った、
安っぽいコンソメスープを出す店が多いじゃないですか!?
「 取り敢えずスープを出してやったぞ。」と云うコンソメと全然違います。
ちゃんと「 お客様に料理をお出しする。」と云う意気込みを感じました。
蓮根は嚙む度に口の中で蓮根の甘さが広がります。
海老の出汁も、しっかり出ています。
KIHACHI、やるなあ。
KIHACHIの名は、伊達では有りません。
ライスかパンを選べます。 二へドンはパンにしました。
バゲットと、北海道バターのキューブが出て来ました。
美味しい~!! 今、北海道バターは品薄なんですか?
ゆっくりと北海道バターの塩気の有る美味しさを堪能しました。

選びます。
目鯛のエスカロップグリル
カリフラワーソース 山椒風味です。
目鯛は2切れ。
網焼きの焼き目が、しっかりと付いて
いて見るからに美味しそう!!
魚の身は、ぶにゃぶにゃと
柔らかいのではなく、
しっかり嚙み応えが有ります。
かぼちゃ、ベーコン、カリフラワー、
玉葱、菜花、いんげん、椎茸の
荒微塵が、魚の上に沢山
掛かっています。
二へドン、嬉しい悲鳴です!!
魚がメインだと、淡白過ぎる嫌いが多いのですが、
ベーコンの風味がしっかり有るので、「 肉を食べた感 」も味わえますよ!
もう、大満足! 大満足!
美味しい物を、たっぷり食べられるお店です。
スタッフは皆若く、皆20代位の人達でしょうか?
接客の仕事はちゃんと出来ているから大したものです。
スープの最後の一口を啜った所で、メインの料理が運ばれて来たのもビックリしました。
いい店です。 是非、この店の常連になりたいです。
また羽田空港の仕事がバンバン入れば良いのに・・・・・・・・。
このコースにはデザートも付いているのですが、
デザートのレポは「 ドンドン村のお菓子な部屋 」に書きますね。
***** 「 羽田空港のランチは、ここがイイネ!! 」 ・ 完 *****
2015年03月29日
「 乳泉村の子 」

原題 : 清涼寺鐘声( 声の旧字体 )
邦題 : 乳泉村の子
英題 : The Bell of the
Qing Liang Temple
監督 : 謝晋 ( シェ・チン )
音楽 : チン・フーツアイ
製作年 : 1991年
製作国 : 中国・香港合作
日本公開 : 1993年04月03日
種別 : ドラマ
上映時間 : 121分
[ CAST ] 左が役名、右が俳優名。
羊角( ヤン・チャオ ) 産婆 ・・・・・ 丁一 ( ティン・イー )
コ( くさかんむりに胡 )蘆 ( フールー ) 羊角の息子。 耳が不自由。 ・・・ 尤勇 ( ユウ・ヨン )
秀秀 ( シウシウ ) 羊角の娘。 ・・・・・・・ 李女亭 ( リー・ティン )
明鏡( ミンチン )法師 ( 狗娃の晩年 ) ・・・・・・ プー存シン ( プー・ツンシン )
大島和子 ( 狗娃の実母 ) ・・・・・・・・・・・ 栗原小巻
加藤美知子 ・・・・・・ 川田あつ子
一葦 ( イーウェイ )法師 ・・・・・ 朱旭 ( ファン・チャオ )
山本老人 ・・・・・・・・ 稲岡正順
心印法師 ・・・・・・・・ チャン・ホイ
************************************
確かこの映画を見たのはシネマ ジャック&ベティだったと思います。
当時は、この映画館、2本立ての上映をしていてくれていたのよ。
今は全て1本ずつ料金を取るシステムに変更され、何だかなあと思っているのですが・・・。
「 芙蓉鎮 」 と、この「 乳泉村の子 」の2本立てで観ました。
その時には気が付かなかったけれど、今、こうして自分でレビューを書く段になって
迂闊にも気が付きました。
あら! 「 芙蓉鎮 」も、「 乳泉村の子 」も、謝晋( シェ・チン )監督の作品だったのね。
謝晋監督の作品は、心痛む様なストーリーでも、どこか心温まる視点で描いてくれるので好きです。
「 乳泉村の子 」も、素直に泣けました。
中国人は、日本人の戦争責任に関して、絶対に許してくれなさそうな攻撃的な態度に出る人達が
今でも大勢いますよね。
謝晋監督のストーリー・テリングは、決して日本人を責めている訳ではなく、
淡々と人間の心のうつろいを描いていて、難しいテーマなのに、とても良心的に解釈してくれており
第二次世界大戦の加害者扱いされている日本人の1人として見ても、卑屈になる事無く
映画作品を見る事が出来ました。
ハワイの真珠湾記念館に行って、真珠湾攻撃の映画を見た時、周囲のアメリカ人達から、
露骨に冷たい視線を浴びて、肝を冷やした事も有るし、
シンガポールのセントーサ島でモノレールに乗っていたら、嫌でも、戦争記念館みたいな所に
入らざるを得ず、 日本軍が悪の限りをつくしている場面を蝋人形で再現したのを見せられて、
どうしていいのか分からなくなって、ただ俯いていた事を覚えています。
映画監督と云う人々は、1人の人間のちっぽけな心を超越した、大局を把握する力に長けて
いる人種だなあと、再認識した次第。
改めて、謝晋監督の全作品を観てみたくなりました。
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白井啓介・訳
「 清涼寺鐘聲 」
( 栗原小巻が出てる! )
寺院の中、海外渡航許可証を筆書きする僧侶。
羊角が声に出す。 「 羊角氏 」
羊角氏の墓に柿の実を供え、線香を上げる僧侶。
乳泉村。
明鏡法師は黄色い僧服を着てフェリーに乗る。
「 中国仏教代表団 」の垂れ幕が上がる所。
明鏡法師は日本にやって来てインタビューを受ける。
「 日本の印象は? 」
「 到着したばかりで未だ分かりません。」
明鏡法師は移動するバスの窓から町の様子を見る。
そして、旅館に入る。
部屋の中で白髪の叔母さんが中国仏教代表団来日の新聞記事を読んで固まる。
日本人僧侶 「 中国では第2の仏教の隆盛地。 」
中国残留孤児の明鏡法師の顔がTVに映る。
銀座の夜景と街の騒音で明鏡法師は眠れない。
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乳泉村。
天皇の玉音放送が流れる中、 日本軍達が泣き、書類を焚き火で焼く。
大島和子が赤子に乳を飲ませている。
そこへ川だあつ子がやって来て言う。
「 赤ちゃんは全員置いて行かなければならないの。 そういう命令なの。」
母・和子は赤子を籠に入れて置き去りにする。
日本兵が逃げた後、彼らが残した物を拾いに来る中国人達。
残った物を拾いに来た中国人女性・羊角が、籠の中から赤ちゃんが泣いているのを発見する。
羊角は1度は立ち去ろうとしたが、結局、家に連れて帰る。
帯に文字が書いてあるが、羊角は文盲で読めない。
羊角はクレープ様のパンに何か挟んで食べている。
半分に切った長葱が、にょきっと飛び出ている。
豪華&豪快な食べ方。
羊角の息子のフールーは耳が不自由で口がきけない。
フールーは30歳になっても嫁がいない。
羊角は赤子の為にお乳を貰い歩いている。
中には「 息子が欲しいのなら、家の子をやる。
日本のガキよりいいぞ。」と言う村人も。
「 狼の子は狼だからな。」
2015年03月24日
「 信玄館 」の昼食

クラブツーリズムのミステリー
日帰りバスツアーに参加しました。
ミステリーとは、予め行き先を
参加者に告げずに出発する
ツアーの事です。
おおよそ山梨県であろうとは
予測を立て、それは当たって
いたのですが、
食事場所が「 信玄館 」だとは
思いませんでした。
てっきりツアーでよく使う
石和温泉のホテルかなあ?と
思っていたのです。
募集広告には、昼食が蟹である事は表示されていました。
何で、海の無い山梨県で蟹料理なんでしょうか?
何でも、山梨県には海は無いけれども、大きな魚市場が有り、海産物が入って来るのだそうです。
「 信玄館 」( しんげんやかた )と言えば、建物の前に巨大な信玄公の銅像が鎮座ましましており、
バスツアーで山梨に行かれた事のある方は、2回か3回か10回か20回位( 笑 )
行かれた事があるのではないでしょうか?
ほうとう鍋が名物のお店です。
団体席は2階なので、ぞろぞろと2階へ上がって行きます。
長いテーブルに向かい合わせに座る感じで、ざわざわと座って食べ始めます。
食材に蟹が使ってあるとは言え、所詮団体の食事ですから、まあ、普通の団体の食事です。(笑)
[ 本日のメニュー ]
☆ 蟹脚焼き 2本 ・・・・・・・ 卓上コンロの上で炙って食べるのですが、
二へドンは炙りすぎて、蟹の身が縮こまってポソポソになって
しまいました。
でも、ほぐしてご飯の上に乗せて混ぜて食べたら、
鯛飯みたいで美味しかったです。
これからは蟹脚は、直ぐに火から下ろします。
お店の人から美味しい食べ方のアドバイスが有れば
良かったのになあ。
( 気の利いてるお店は、
ちゃんと食べ方を説明してくれるんですよお。)
☆ 蟹ほうとう鍋 ・・・・・・・・・ 具材は、蟹脚( これは細くてほとんど身が入っていませんでした。)、
南瓜、白菜、ほうとう、しめじ、油揚げ、人参。
久し振りに、ほうとう鍋を食べたら、とっても美味しかったです。
お土産にほうとうの麺を買って家で食べる方法も有りですが、
やっぱりほうとうは山梨県内で食べるのが1番美味しい!!
☆ 蟹ちらし ・・・・・・・・・・・・ 淡~い味わいでした。
☆ 漬物 ・・・・・・・・・・・・・・・ 椎茸味噌。
☆ 蟹甲羅グラタン ・・・・・・ 冷めてる! がっかり。 食事で1番がっかりするのは、
食材のリッチさ云々よりも
冷たい料理を食べなければならない事です。
温かい料理は温かい状態で食べる!
これ、料理の基本でしょ?
コンビニだって、頼めばおにぎりを電子レンジで
チンして温めてくれるっちゅうに!
忙しいんだったら、テーブルの横に
電子レンジを置いておいて欲しいわあ。
自分でチンして温めて美味しく頂くから。
☆ ほうじ茶 ・・・・・・・・・・・・ 美味しい! ほうじ茶は、どんな安食堂でも、
美味しく飲めるのでホッとしますね。
☆ ほうれん草のお浸し ・・ 蟹のほぐし身がトッピングされています。
☆ 野菜サラダ ・・・・・・・・・ キャベツの千切り、きゅうり、プチトマト、 蟹のほぐし身。
☆ 茶碗蒸し ・・・・・・・・・・・ 三つ葉、かまぼこ、銀杏、蟹ほぐし身。
いつもの団体食の上に、少しずつ蟹のほぐし身をトッピングしてみました。
はい、蟹づくし膳でございます。 って代物でしたが、まあ、努力は買います。 ご馳走様でした。
結局、最後迄テーブルに残っていたのは、何を隠そう、この二へドンなのでありました。
完食致しました。 ゲフー。
***** 「 「 信玄館 」の昼食 」 ・ 完 *****
2015年03月24日
「 ハーブ庭園 旅日記 」のイルミネーション

クラブツーリズムの日帰り
ミステリーツアーに参加しました。
大方、山梨県であろうと云う
二へドンの予想は
見事に大当たりでした。
ただ、イルミネーションを見ると言う
ヒントは、どこだか分かりませんでした。
「 時の巣 」であろうと期待をして
いたのですが、
この期待は見事に外れてしまいました。
写真が、そのイルミネーションです。
写真だけだと、ヨーロッパと言っても通じるかもしれませんね。
今までに何度も行った事のある
「 ハーブ庭園 旅日記 」と云う観光施設でした。
何度も行った事が有るのに、ここでイルミネーションを見るのは初めてです。
いえ、イルミネーションをやっている事すら知りませんでした。
イルミネーションの規模は小さいですが、コンパクトな庭園の中なので、
疲れる事なく見て回れるのが利点だと思います。
無料の足湯の施設も出来、色々と遊べる様になった「 ハーブ庭園 旅日記 」です。
4月はチューリップが楽しめます。
月に1度は行ってみたいですね。
***** 「 「 ハーブ庭園 旅日記 」のイルミネーション 」 ・ 完 *****
2015年03月23日
なばなの里

この小さな施設を全国区の有名な場所にしたのは、
イルミネーションです。
「 日本有数 」の言葉が正にぴったりです。
写真は、「 ガーデンツリー 」のイルミネーション。
そんな有名な「 なばなの里 」にニヘドンは縁が無く、
一度も行った事がありませんでした。
それが来た〜!!
年末年始に4回も仕事で行く事になりました。
初めて見る「 なばなの里 」のイルミネーションは
「 うわぁぁぁ!」の驚きの一言。
こんな美しいイルミネーションの世界を人間が作る事が出来るんだ。
最初の訪問の時は、取り敢えず点灯の瞬間を見ようと、
入り口ゲート近くの「 ガーデンツリー 」の辺りで待っていました。
年末年始のイルミネーション点灯の時間は17:10位です。
点灯する前にチャペルの鐘が鳴るので、これが合図です。
鐘が鳴り終わると、パッとイルミネーションの点灯です。
その瞬間は、園内の人々が一斉にどよめきます。
このどよめきに拠って、更に興奮度が増すと言う感じです。
この点灯瞬間は大変に人気が有り、「 光のトンネル 」の中で、
まだ明るい内から待機している人々が大勢居る様です。
点灯瞬間は、皆が点灯を見る為に外に出ている為に、
園内の食事施設「 長島ビール園 」は空いていると聞きました。
けれども 12月28日は異常な混み方で、点灯の瞬間でさえ
、ガーデンツリーの方まで行列が伸びていました。
園内のレストランは、入り口ゲートから遠くなればなる程、空いている様です。
( まあ値段も高くなる感じですが、食いっぱぐれるよりはマシでしょう。)
乗務員は「 長島ビール園 」の中で賄い食を頂きます。
賄い食は3種類有り、何が出るからレストラン側が決めるので、
自分が好きな物をリクエストする事は出来ません。
* 麻婆丼
* カレーライス
* ハンバーグ定食 の3種類です。
ニヘドンの場合、
1回目 麻婆丼
2回目 麻婆丼
3回目 カレーライス
4回目 カレーライス でした。
最初、麻婆丼が2回続いたので、賄い食は麻婆丼しかないのかと思ってしまいました。
ある日、スタッフの方に
「 賄いは週替わりなんですか? 」と訊いてみました。
すると「 いいえ、日替わりです。」と言う答えが返って来ました。
ええ? それにしては、ハンバーグに当たらないのは、どうしてかしら?
4回目、非常にショックな事が起こりました。
ニヘドン、ドライバーさん、バスガイドさんで長島ビール園に行きましたら
3人共にカレーライスを出されました。
食べ終わった後、日報を書く為にテーブルに残ったニヘドンは、
後から来た乗務員さん達にハンバーグが出されるのを見てしまったのです。
ガーン!!
あたし達が食べたのは、前日の残りのカレーだったのかしら?
それが全部出払ったから、本日のハンバーグに切り替わったのかしら?
余りの衝撃によろよろしながら長島ビール園を出ました。
乗務員の間の噂では、賄い食の中ではハンバーグが一番美味しいんだそうです。
(ToT)
2015年03月23日
Pieces' Cafe で再びランチ!
昼から大学に行くと言う息子ちゃんと
一緒に、保土ヶ谷駅東口にある
「 Pieces' Cafe
( ピーシーズ・カフェ )」
にてランチを食べる事にしました。
二へドンは左の写真の
「 オムレット 」 ¥750.-。
自分でも作れる程度の物だったので
ちょっと残念でしたが、
オムレツの中身は
ベーコン、しめじ、黄パプリカです。
粉末パセリが散らしてあります。
添えはレタス、プチトマト、くるみを使ったサラダ。
スライスした黒パンも2切れ添えられています。
マーガリンとジャムも有ります。
右の写真は息子ちゃんが頼んだ
「 本日のライスプレート 」
¥800.-。
タイ風唐揚げチキンでした。
フライドチキンの上に
スイートチリソースと
フライドオニオンを乗せてあります。
ライスは細いタイ米。
ああ・・これは二へドン好みだわ。
あたしが頼めば良かった・・・・・。
添えには二へドンと同じサラダ。
2人共ガラスのカップに入れられたスープが付いて来ます。
甘いトマト風味。 具材は人参、鶏肉、赤パプリカ、パセリ。
一口サイズのケーキがデザートとして付いて来るのですが、
今日はパンの量も、デザートのケーキの量も少なかった気がします。 残念!
週末のランチタイムは、子連れのママ軍団が押し寄せて来て、
下手をすると店の外で待たなければならない大盛況のカフェなのですが、
今日は空いていました。 12:00に入ったのですが、二へドン達以外には3組だけでした。
¥150.-プラスするとコーヒーが飲めます。
二へドンも息子ちゃんもコーヒー党なので、勿論コーヒーをお願いしました。
このお店のコーヒーは量がLサイズです!!
店内でTシャツの販売も行なっていて、見本が壁に掛けられていました。
胸にプリントされた英文が、凄く洒落ていて、思わずニヤリ。
Pretty women
make us BUY beer
Ugly women
make us DRINK beer
日本語には訳さないよ。 セクハラだ!ってLUMINEの炎上CMになっちゃうからね。
不思議な事に、英語だと、言葉のリズムのせいか、ユーモアとしてするっと流せちゃうんだよね。
食べるだけ食べると、そそくさと出かけて行った息子ちゃん。
置き去りにされた二へドンは、コーヒーを飲みながら、ゆっくりし、
13:30に店を出ました。 ごちそうさまでした。
***** 「 Pieces' Cafe で再びランチ! 」 ・ 完 *****
2015年03月22日
「 イントゥ・ザ・ウッズ 」

(日)
映画館 : MOVIL横浜
原題 : Into the Woods
邦題 : イントゥ・ザ・ウッズ
製作国 : アメリカ
製作年 : 2014年
上映時間 : 2時間05分
言語 : 英語
種別 : ミュージカル
監督 : ロブ・マーシャル
原作 : スティーブン・ソンドハイム、
ジェームズ・ラバイン
[ キャスト ] ( )内が役名
メリル・ストリープ ( 魔女)
ジョニー・デップ ( オオカミ )
エミリー・ブラント ( パン屋の妻 )
ジェームズ・コーデン ( パン屋の主人 )
アナ・ケンドリック ( シンデレラ )
クリス・パイン ( シンデレラの王子 )
トレイシー・ウルマン ( ジャックの母親 )
クリスティーン・バランスキー ( シンデレラの継母 )
リラ・クロフォード ( 赤ずきん )
ダニエル・ハットルストーン ( ジャック )
マッケンジー・マウジー ( ラプンツェル )
ビリー・マグヌッセン ( ラプンツエルの王子 )
ルーシー・パンチ ( ルシンダ )
タミー・ブランチャード ( フロリンダ )
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いやあ、まさか、こんな映画だったとは!!
何の予備知識も無く、きっと「 ブラザーズグリム 」や「 スノーホワイト 」みたいなノリの映画かな?
なんて思ってみたのですが、冒頭から出演者達が歌い出すからビックリ!
ミュージカルだったんだ!
この映画は様々な要素を含んでいるので多種多様な切り口で楽しむ事が出来ます。
先ずは、B級コメディとして、大いに笑いましょう!
突然転ぶとか、ドリフか吉本新喜劇かと見紛うばかりのギャグ満載です。
赤ずきんが絶叫するシーンが2番としたら、1番笑えたのはジョニデの狼さんが、
岩の上でそっくり返って吠えるシーンです。
ここで大笑い出来ない人は、払った映画代の元が取れないので、
映画を見る前に顔の筋肉と心をほぐしておきましょう。
ジョニデと言えば数々の映画作品で怪演し、その存在感を不動の物として来ましたが、
この「 Into the woods 」に関して言えば、魔女のメリル・ストリープに完全にお株を奪われています。
メリル・ストリープ凄いぜよ~。
まあ、今回はジョニデの出番は、ほんのちょっぴりで、狼メイクも学芸会レベルの、おまぬけさ。
ジョニデのギャラが払い切れなかったんでしょうか?(笑)
もうちょっと文学的に見ると、登場人物が誰でも必ず1つ間違いを仕出かして、
その罪を背負っていると言う事ですかね。
母親の言い付けを聞かずに寄り道をした赤ずきん。
頭が空っぽなばかりに牛の価値を理解出来ず魔法の豆と交換して母親を嘆かせたジャック。
育ての親である魔女の言い付けを破って王子を塔の中に入れるラプンツェル。
総じて、親からの干渉を逃れ、自立し、成長して行く人々への賛歌と読み取る事も出来ます。
ここまでは、如何にもディズニーらしい脚本です。
ニヘドンも、まんまと騙されました。
ストーリーは、シンデレラが、王子様とお城で結婚する場面で、
めでたしめでたしになる筈だったのです。
ここまでなら、今迄のディズニー映画のプリンセス映画のお約束である
「 真実の愛 」「 純粋な心 」が踏襲されているので、単純馬鹿な脳みそでも理解出来るのです。
しか~し、後半はディズニー自身が「 真実の愛 」に鉄槌を降り下ろしてしまいました。
王子様がパン屋の奥さんにキスしてしまうんだな。
女だてらに1人で森の中を歩く彼女の勇敢さに惚れたらしい。
「 森の中 」だからと言い訳をしておりましたが…。
あ~あ。新婚の王子様が浮気しちゃった。
でもね、シンデレラは鳥の言葉が分かり、後で鳥達から
王子の浮気の事を知らされるのですが、全く意に介さない。
そんな事よりも、今は巨人を倒す事が先決だと決断を下します。
こう言う所は正しく21世紀のシンデレラ像だなぁと感心します。
きちんと時代に即した女性像を取り入れて行く。
セクハラ男に迎合する女を応援すると言う訳の分からない炎上 CMを作って
公開してしまった LUMINE とはエラい違いだ。
赤ずきんが、「 巨人だって人間よ。許してあげたら? 」と巨人打倒計画に
疑問を差し挟みます。
こう言う所も、西側諸国にテロを仕掛けて来る輩に置き換えて考えると、
実に深い問題提起の映画と見る事も出来ます。
グリム童話やぺロー童話等、色々なストーリーをオーバーラップさせて作った脚本に
頭の中を掻き乱されて、ニヘドンはどう言う事か村上春樹の「 パン屋大襲撃 」を思い出して、
映画を見ている間中、パン屋大襲撃のストーリーがチラチラしてしまったのです。
楽しい映画です。
自分で続編や、他のオーバーラップ童話を作ってみるのも楽しいと思いました。
ニヘドンは、魔女に素敵な恋のお相手を見つけてあげたいわ。
いやあ、メリル・ストリープが素晴らしい映画でした。
明日もう一度見てもいいと思います。
もし、この映画を見て楽しめなかった人がいたら、恐らく子供時代に物語に親しんだ
経験の乏しい人か、イマジネーションがかなりの度合い、欠如している人だと思うよ。
LUMINE のCMが面白いと思った人には、こういう脚本はついて行かれないだろうなあ。
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