2021年12月19日
奈良井宿の民宿「 津ち川 」の朝食。

2021年07月07日(水)
奈良井宿の民宿「 津ち川 」で目を覚ました二へドンが時計を見ると、04:00でした。
早!! のんびり読書をしながら部屋で時間を過ごしました。
07:30 朝食の時間になったので、1階の食堂へ下りて行きました。
昨夜の夕食も豪勢でしたが、朝食も彩り良く、様々なおかずがお皿の上に並び、
「 うわ~! 」と思わず声が出てしまいました。 毎日家族の為に、食事の支度を
している方なら、これだけのおかずを綺麗に並べるのが、如何に手間暇掛かる
ものか、よくお分かりになると思います。 二へドンなんか、自宅では冷蔵庫の
タッパーをそのままテーブルに置いて、バイキング方式だもの。(笑)
この日、宿泊客は二へドン1人。 わざわざ1人の為に、これだけの食材を
仕入れるとなると、民宿としては大赤字だったのでは!?
本当に申し訳ないと、項垂れながら食べました。
テーブルに並んだ物を列挙して行くと、
雑穀米、焼き鮭、焼き茄子、味付け海苔、スクランブルエッグ、プチトマト、胡瓜、ハム、
桃、レタス、胡瓜の醤油漬け、きゃら蕗、生姜のたまり漬け、ヨーグルト、杏ソース、
人参ジュース、味噌汁( 油揚げ、おくら、榎木茸、椎茸 )
この民宿津ち川は、2014年05月17日にTV東京の番組
「 街道歩き旅( 13 ) 中山道 110キロ
諏訪 ~ 木曽馬籠 ふれあい珍道中 」で
さとう珠緒さんが宿泊しています。
珠緒さん、どこの部屋に泊まったんだろう?
二へドンの泊まった部屋かな? それとも3階かな?
何はともあれ、民宿津ち川の女将さん、美味しいお食事をありがとうございました!!
*****「 奈良井宿の民宿「 津ち川 」の朝食。 」 ・ 完 *****
2021年12月09日
「 木曽の大橋 」ライトアップは立ち去り難かった。

2021年07月06日(火)
奈良井宿の民宿「 津ち川 」の夕食を終えた二へドンは、食堂から部屋に戻らず、
そのまま外に飛び出して行きました。 木曽の大橋のライトアップを見たかったのです。
19:10 に宿を出ました。 日中からどよーんと重たい雲が垂れ込めていたのですが、
宿を出たタイミングで、霧雨が降って来ました。

宿を出た時には霧雨だったのに、次第に雨脚が強まり、木の太鼓橋を渡って中央部分に
立って周囲を見回すと、斜めに降る雨もライトアップされて、何とも幻想的な雰囲気です。
安藤広重が描く浮世絵の中に入り込んだ様な錯覚を覚えました。
二へドンの他には人っ子一人おらず、独りで広重の世界を独り占めすると言う
得難い体験が出来ました。

この「 木曽の大橋 」は、樹齢300年以上の木曽檜造りで、橋脚の無い橋としては
有数の大きさを誇ります。 橋の下部の木組みからは、匠の技を垣間見る事が
出来ます。

で、雨に濡れるととても滑り易くなります。
転びたくない二へドンは、一歩一歩注意しな
がら、ゆっくりと橋の階段を上り下りしまし
た。 川に沿って道路が走り、歩いている人
は皆無ですが、車の往来は結構有りました。
車のドライバーさん達は、木曾の大橋の事な
んか気にも留めない素振りで、素早く通り過
ぎて行きます。こんな素敵な建造物、もっと
じっくり見れば良いのに。 あ、でも運転者
は脇見運転になってしまうから、駄目か。
10年程前のサンケイツアーズの広告に載っ
ていた文章が素晴らしいので、転記しておき
ます。「 中山道は、江戸・日本橋と京・三
条大橋を結ぶ約 534 km に69 宿有り、
その内11宿が木曽に在ります。趣が残る
木曾路を歩けば、遠い時代、旅籠の活気有る
声が、行灯の灯火が私達の心に温かく響いて
来ます。」
本当にそうなんです。 奈良井宿の魅力は昼間よりも夜に有ると言って、良いかもしれませ
ん。 19:45 に宿に戻り、入浴タイムとなりました。
民宿津ち川の浴室に置いてあるシャンプーはパンテーンでした。
*****「 「 木曽の大橋 」ライトアップは立ち去り難かった。 」 ・ 完 *****
2021年12月07日
これが見たかったんです!「 夜の奈良井宿 」。

奈良井宿の民宿津ち川で夕食を済ませた二へ
ドンは、再び夜の奈良井宿に飛び出しまし
た! 夕食前に約 1km の奈良井宿の通りを
3往復位する勢いでほっつき歩いたのに。
ええ。 だって、昼と夜とでは景色が違って
見えるんですもの。二へドンはよくお客様か
ら聞かれます。「 何度も同じ場所に行って
飽きませんか?」 は!? 言葉を失う質問
ですね。 風景は刻一刻と変化しているんで
すよ。 季節が違う。時刻が違う。天気が違
う。自分のコンディションも違う。それぞれ
の条件下で同じ場所でも景色は本当に違って
見えるものなんです。1番美しい景色はラブ
ラブのダーリンと一緒に見る景色なんですけ
どねー。二へドンはいつも1人で旅行するん
で、見果てぬ夢ではありますが。(笑)
添乗の仕事では奈良井宿滞在は昼間の 1時間
だけなので、この夜の景色を見たかった


木曾大橋のライトアップでした。これは次回
の記事で写真をアップしたいと思います。
夜のお出掛けから民宿に戻ると、お風呂が沸
いておりました。2階に有るお風呂です。民
宿なので、家庭用の小さいお風呂ですが、何
しろ本日の宿泊客は二へドン1人の貸し切り
状態ですから、他の人に気兼ね無く、入浴を
楽しみました。嬉しい事に、湯舟と壁の上部
が木で出来ています。床がタイルなのは掃除
がし易いからですかね。我が家のお風呂もこ
うしたいな。ユニットバスは味気無いです。
奈良井宿の本通りから、神明宮に向かう路
地に公衆トイレが有ります。トイレの名前が
「 桧乃厠( ひのきのかわや )」です。
17:40 に利用したのですが、建物の壁が板
張りで、中に入るとプーンと木の良い香りが
するのです。 トイレで森林浴!?
流石、木曾。どこもかしこも木に囲まれて
旅人の心が癒されない訳がありません。
この記事を書きながら、「 またきっと奈良井宿に泊まりに行こう!」と決意を新たにする
二へドンでありました。
*****「 これが見たかったんです!「 夜の奈良井宿 」。 」 ・ 完 *****
2021年12月05日
奈良井宿・民宿「 津ち川 」の素晴らしい夕食。


二へドンの奈良井宿放浪に区切りを付け、
18:00 に民宿「 津ち川 」に戻りまし
た。 18:30 から1階の食堂で夕食です。
1枚目の写真が、1人分の夕食の全容。
2枚目の写真が、丸型コンロの鉄鍋の蓋を開
けるのを忘れていた事に気が付いたので、慌
てて開けて、それだけ写真に収めたものです
。 今回、宿泊者が二へドン1名のみ、と言
う事で、二へドン1人だけの為に、わざわざ
手間暇掛けて、この夕食を作ってくれた女将
さんにただただ感謝の気持ちしかありませ
ん。 宿泊客が1人だけだと断る宿が多いの
に、本当にありがとうございました。
では、メニューのご紹介。
中央の白いお皿の魚はニジマスのパン粉焼
き。 クリームソースが掛かっています。た
だ焼くだけではなくて、パン粉を付けたり、
ソースを作ったり、まあ、手の掛かった調理
法でございます。ソースは、ほんのりカレー味です。
その左の赤い漆器の器の中にはお豆腐で、上に蕗味噌が乗っています。
ちゃんと木曽の名産の漆器を使ってくれるのが嬉しいですね。
女将さんが説明してくれました。 今では家庭で漆器の出番が少なくなってしまっている
が、こちらの小学校の給食でも漆器を使って出すようにしているそうです。
奥の左側から書いて行くと、
☆ 丸コンロの上の鉄鍋の中には信州牛ステーキ。 玉ねぎとグリーンアスパラ添え。
☆ 煮物。( 椎茸、筍、蕨 )
☆ 天婦羅。( 海老、玉蜀黍 × 2、生姜スライス、プチトマト ) 抹茶塩で頂きます。
玉蜀黍が甘くて最高に美味しかったです。
☆ 信州サーモンのお刺身 × 5切れ。 歯応えが有って美味しい。

☆ 蕎麦寿司。 インゲンを添えて。 何で、こんなに手間の掛かる物を出しちゃってくれ
るのー。お客は1人しかいないんだから、手を抜いて冷凍の唐揚げでも出しておけば
良いのにー。
☆ 蕎麦寿司のたれの小皿の手前には、酢の物。 胡瓜、蛸、トマト、玉葱、レタス。
写真には乗っていませんが、自家製のお米とお漬物( 野沢菜漬け )、レタスとエノキの
お吸い物。
民宿貸し切り状態で、この豪勢な夕食。 もう満足度は最高でございました。
*****「 奈良井宿・民宿「 津ち川 」の素晴らしい夕食。 」 ・ 完 *****
2021年12月02日
「 まだまだ、宿には帰りません!! その3 @奈良井宿。 」

2021年07月06日(水)
奈良井宿の民宿「 津ち川 」に荷物を放り
投げて、奈良井宿を歩き回った二へドンは、
まだまだ宿には帰りませんよ~。だって添乗
の仕事で来ると、精々1時間しか居られない
のですもの。そのフラストレーションを解消
すべく、自分で泊まりに来たのです。隅から
隅まで、奈良井宿を眺め回すのです。
この記事では、そんな奈良井宿で出会った可
憐な花を3種、ご紹介します。
1枚目の写真は遠目で見た時にはリンドウ
の様に見えました。 もう少し近寄ってみる
と、ツリガネニンジン( 釣鐘人参 )に見
えました。でもツリガネニンジンは花が輪生
する筈です。名前がよく分かりませんが、葉
がギザギザしている所を見ると、恐らくソバ
ナ( 岨菜 )だと思います。どっちにしろ
キキョウ科の花だと思います。

アナベルかと思いました。でも葉を見ると柏
の様な葉をしていますカシワバアジサイ(
柏葉紫陽花 )です。初夏に白い花を咲かせ
る落葉低木です。北アメリカ東部が原産で樹
高は 1~ 1.5 m。長期間鑑賞する事が出来
、秋には紅葉します。 この時はまだ07月
でしたが、何だか葉が、紅葉を始めるかの様
な色をしていました。 栽培は容易で、特別
な管理は必要無く、一般のアジサイと同じ様
に栽培出来ます。この奈良井宿の柏葉紫陽花
も植木鉢で育てていました。植木鉢でこんな
に見事に咲くのなら、二へドンの家でも置い
てみようかしら? 柏葉紫陽花は耐寒性が強
く、日陰でも育つそうです。
小花をクローズアップして見てみると、白
い花の中心部分が少し黄色く色付いていて、
プルメリアの花の様です。そう思うと、プル
メリアの香りが漂って来る様です。

す。小アジア又は中国の原産で、平安時代に
は日本に有りました。当時は「 唐葵 」と
呼ばれていましたが、江戸時代に「 立葵
」に変わりました。人の背丈以上にぐんぐ
ん伸びます。二へドンが撮った写真の立葵
も、ぐんぐん伸びている現在進行形と言う感
じです。このすくっとした立ち姿故か、立葵
の花言葉は「 気高く威厳に満ちた美 」。
学名は Althaea rosea ( アルテア・ロゼ
ア )。アルテアハギリシャ語の althaino
で、意味は「 治療 」です。 ロゼアは、
「 薔薇の様な 」と意味です。 昔は立葵
に薬効が有るので薬として使われた様です。
英語名はホリーホックです。 12世紀頃の十
字軍がシリアからこの花を持ち帰った事に由
来しています。一口に葵と言っても、徳川家
の家紋のフタバアオイ等、1500種類も有り
ます。 さあ、そろそろ夕食の時間が近づい
て来たから、お宿に帰ると致しましょうか。
*****「 「 まだまだ、宿には帰りません!! その3 @奈良井宿。 」 」 ・ 完 *****