2016年01月22日

ヨーロッパの男は流石である!!



今、テニスのツォンガ選手の紳士っぷりの証拠となる動画fが話題になっている。
ニヘドンも、この動画を見ていたく感動したのだ。
普通の暇な状態で、こういう優しさを発揮するなら、
まあ日本人の男でも出来るかもしれない。
しかし、ニヘドンが本当に感服したのは、これが試合の真っ最中だったと云う事である。
選手に取って、試合は勝つか負けるかの自分の選手生命を賭けた大事な場。
集中力が大事。 
その集中力を一時中断してでも、つまりそれが原因で、その後の試合展開に変化が
生じてしまうかもしれない危険を冒してでも、ボールガールを助けたという所が凄い!!

1993年に宮崎ベテランズ大会が開催された時、
ニヘドンは2週間、宮崎のビジネスホテルに駐在した。
フロントのスタッフ達が英語が出来ないと困るので、
ベテランズの選手達専用のカウンターを設け、
ニヘドンがそのスタッフとして仕事をしたのである。
1人のアメリカ人が、別のホテルに宿泊予定が間違えてニヘドンのホテルにやって来た。
ホテルが違うと告げると、そのアメリカ人は怒り出した。
ニヘドンに怒ったって仕方が無いじゃないか。
そのアメリカ人が申し込んだ旅行会社のミスなのである。
文句が有るなら、自分が申し込んだ旅行会社に言ってくれよ。
( 既にここで怒り始めるという所が大人の男性として失格だね。)

ニヘドンは、彼が泊まるべき正しいホテルの場所を教えてあげた。
ニヘドンのホテルから徒歩で5分も掛からない近い場所である。
( もうホテルの場所を教えてあげたんだから、とっとと1人で行けよ。)
しかし、そのアメリカ人は、しのごの言って動こうとしない。
仕方が無いので、ニヘドンがホテルまで送ると言った。
ニヘドンが歩き始めると、そのアメリカ人は動こうとしない。
要するにそのアメリカ人は車で送ってくれると思ったのだ。
( 徒歩5分だぜ!? アスリートなら5分歩く位の体力有るだろう? )
「 ベテランズという大切な大会を控えているのに、こんな重いスーツケースを持って歩けない!」
と、そのアメリカ人は言った。
( じゃあ、そんな重い荷物を持って来るなよ!!)
そのアメリカ人は、よっぽど頭が悪いらしく、ニヘドンのホテルを訴えると言い出し始めた。
( アホ丸出しでついて行けない・・・・・・・。)

タクシーを呼ぼうかと提案すると、料金はこちら持ちかと言う。
訳の分からない事をごちゃごちゃ言う人間が大嫌いなニヘドンは、
もう面倒臭いと思ったので、「 だったらあたしがスーツケースを持つから! 」と言って
そのアメリカ人のスーツケースを持って歩き出した。い
一瞬でニヘドンの肩と手首が悲鳴を上げた。
お・・・・・重い!
一体この中には何が入っているんだ!?
死体が5体位入いっていそうな異常な重さですよ・・・・・!?
僅か5分の道のりで、ニヘドンは何度も倒れるかと思ったが、最後迄頑張り通した!!
そのアメリカ人の男からはチップも何も貰えなかった。
ケチで自己チューなアメリカ人、最低だね。
この一件で、ニヘドンのアメリカ人の男に対する評価は下げ下げに下がった。

仕事がオフの合い間を縫って、ベテランズの競技を見に競技場まで行ってみた。
何かの種目で、あの最低のアメリカ人がニヘドンの目の前で1番にゴールした。
競技場の大きなスクリーンに、そいつが月桂樹の葉で作った冠を被り、
金メダルを首からぶら下げて満面の笑みを振りまいているのが大写しになった。
それを見てニヘドンは複雑な気分になった。
拍手はしなかった。
金メダルだか何だか知らないが、ニヘドンはこの男の人間性の低さを知っているぞ。

スポーツの世界には、この様に
「 自分だけが勝ちたい! 」
「 自分さえ勝てばいい! 」
と云う自己チュー・アスリートが存在するのも事実なのだ。
ニヘドンの実体験を基に、ツォンガ選手の動画を見ると、
本当にツォンガ選手の紳士っぷりが素晴らしい!!

どの国にも、いい人もいれば、悪い人もいると言う事は百も承知で、
でも敢えて言わせてもらえば、
ツォンガ選手のエピソードと、ベテランズのアメリカ人のエピソードの、
この2つだけで、敢えて言わせてもらえば、
フランス人、最高ー! icon14
アメリカ人、最低ー! icon15

いや、そんな事は無いと仰るアメリカ人の男性の皆さん、
だったらニヘドンに優しく紳士的に振舞ったという既成事実を作ってごらんなさい。

もう1つ、こんなエピソードもご紹介したいと思う。
ニヘドンの友人が滋賀県に住んでいるので、彼女のマンションに遊びに行った事がある。
同じフロアに、父親が日本人、母親がイタリア人という7歳の男の子が住んでいた。
ニヘドンと友人が、外に出る為に、廊下に出たのだ。
ほぼ同時刻に、男の子も廊下に出て来た。
男の子は素早くエレベーターホールに向かって駆けて行ったが、
ニヘドンと友人は、べちゃべちゃお喋りをしながら、ちんたら歩いて行った。
ニヘドン達がエレベーターホールに到着すると、とっくに先に行ってしまったと思っていた
男の子が、ずっとエレベーターの「 開 」ぼたんを押し続けて待っていてくれたのだ!
男の子にしてみたら、早く遊びに行きたかっただろうに、
2人のオバサンの為に、2分も3分も、ただひたすら待っていてくれたのだ。
日本で生まれ育っても、お母さんがきちんとレディースファーストの躾を施せば、
7歳の男の子でも、この様な紳士的な振る舞いが出来る様になるのである。

つまり、ツォンガ選手は、フランス人だから紳士的なのではなく、
ツォンガ選手のお母さんに、しっかり紳士に育てられたのある。
ベテランズの失礼な男は、躾が足らなかったのである。
日本で生まれ育っても、お父さんが日本人であっても、7歳の男の子の様に育てる事が可能なのである。
全国の子育て中のお母さん、頑張りましょう!!

***** 「 ヨーロッパの男は流石である!! 」 ・ 完 *****


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Posted by ニヘドン at 09:38│Comments(0)徒然
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