2013年03月01日
「 わが教え子、ヒトラー 」・ 後半
この記事は『「 わが教え子、ヒトラー 」・前半』の続きの記事です。
前半はこちら → http://nihedon.hama1.jp/e835340.html
邦題 : わが教え子、ヒトラー
監督 : ダニー・レヴィ
製作年 : 2008年
製作国 : ドイツ
上映時間 : 95分
出演 : ウルリッヒ・ミューエ
ヘルゲ・シュナイダー
アドリアナ・アルタラス
シルヴェスター・グロート
シュテファン・クルト
フライヤーの解説 : 第二次大戦末期、ヒトラーは自信を喪失し以前のように大衆を魅了する演説ができずにいる。大演説を控え軍部は収容所から世界的ユダヤ人俳優を演説の講師として招く。ヒトラーを暗殺すべきか家族を守るべきか苦悩する俳優とヒトラーの知られざる一面を描く作品。
鑑賞日 : 2010年04月12日(月)
映画館 : ランドマークプラザ
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ゲッペルスはヒトラーの所へ行き、グリュンバウムが辞めた事を告げる。
ヒトラーは納得しない。「 死んでも連れて来い! 生きたままでな。」
グリュンバウム達が乗った車の後を追ったSS( シークレット・サービス )は
指令書が無いので渡せないと言う。
SSはヒトラーの元へ戻る。
ヒトラー「 Q512番? 廃止だ!」
フォーミュラ「 書類だ。」
そこへ、空襲を受ける。
ゲッペルス「 この際、我々が最終勝利に導かなければ。」
ゲッペルスは爆弾を用意し、ユダヤ人が仕掛けた事にする。
「 これで浄化政策が正当化される事に。」
ヒトラーは、グリュンバウムの家族の話を聞き、泣く。
ヒトラー「 総統も号泣するぞ。」
グリュンバウムは、ヒトラーを床に四つん這いにさせ、ワンワンと吼えさせる。
空襲でヒトラーの部屋も振動で揺れる。
ゲッペルスに報告が来る。「 官邸に爆撃が!」
6つの松明に火を灯し、ヒトラーは演説の練習をする。
グリュンバウムは家族とスープの夕食を取りながら、
収容所の親友のクルトと話し、解放されたと話す。
妻は、その話を信じない。「 ヒトラーと同じ誇大妄想狂ね。」
ヒトラーは再び夜うなされて起きる。
犬のブロンディがチラリと目を上げる。
眠りこけている警備のSS達の側をすり抜け、ヒトラーはブロンディを連れて外へ出掛ける。
グリュンバウムは親友のクルトと電話で話す。
グリュンバウム「 ザクセンハウゼンが解放されたって本当か?」
クルトの顔がスクリーンに映る。
彼の顔は血だらけ。
正面にはSSがピストルでクルトの額を狙っている。
クルトはまだ収容所の黒と灰色のストライプの服を着て、胸に黄色い三角マークを付けている。
廊下を歩きながらグリュンバウムは吐いてしまう。
ヨーロッパの地図を前にヒトラーはグリュンバウムに戦況を説明する。
ヒトラー「 ユダヤ人をマダガスカルの荒野に送る案も有ったんだ。
パレードはリムジンで走る。異論でも? 」
グリュンバウム 「 宣伝相はセットで行進をと。」
それを聞いて泣き出すヒトラー。
が、直ぐに元気になるヒトラー。
ゲッペルス 「 二人が死を分かつ迄、一心同体でいる事。」
ゲッペルス達参謀はパレードの最終調整をする。
「 予想気温は零下4℃。」
ゲッペルスは演説の時にグリュンバウムをヒトラーの側に居させると言い、
他の参謀達を唖然とさせる。
ヒトラーはお風呂に入っている。
ヒトラーはお風呂に軍艦の模型を浮かべている。
そこへアルベルトが入って来る。
「 あのユダヤ人の教授が暗殺を計画中です。」
ヒトラーはお湯の中に潜ってしまう。
ヒトラー「 情報源は?」
アルベルト「 ゲッペルスとヒムラ―の会話からだ。」
夜、映画を映しながら、ヒトラ―はオルガンを弾きながら歌を歌う。
お相手はブラウン嬢。
ヒトラーはブラウン嬢とベッドイン。
新年。日本で華やかな花火大会を毎年見ているニヘドンの目には
実にショボい花火を見て喜ぶグリュンバウムと家族。
ヒトラーは眠れないと、グリュンバウムの部屋に行く。
ヒトラー「 私を殺そうとしたな。」
グリュンバウム「 もし本当なら大臣達が許しませんよ。」
グリュンバウムの妻はベッドにヒトラーを寝かせ子守唄を歌う。
ヒトラーは眠る。
妻は枕をヒトラーの顔に被せて殺そうとする。
グリュンバウム「 この人を殺しても、まだ部下達がいる。」
演説の練習が、いい感じに仕上がりヒトラーとグリュンバウムはハグする。
そこへアルベルト・シュペーアが走り込んで来て、「 いけません!」と遮る。
ヒトラー「 また君の誇大妄想か?」
演説の日、グリュンバウムはゲッペルスと建物の中に居る。
ヒトラーはヘアメイクさんに調髪してもらう。
美容師の女性がヒトラーの髭を半分切り落としてしまう。
興奮したヒトラーは声が出なくなってしまう。
ゲッペルスが怒る。
「 100万人の群衆と、カメラ15台をどうするんだ!」
ヒトラー「 教授を呼べ!」
パレードは大群衆の中を進む。
ヒトラーの演台の下でグリュンバウムが声の吹き替えを務める。
ヒトラーは口パク。
途中でグリュンバウムは勝手に演説内容を変えてしまう。
そしてSSに撃たれてしまう。
「 これで私の話は終わりだ。」
119日後に総統は毒物とピストルで自害する。
ヒトラーが演台に立つリアル映像。
「 最も真実なヒトラーの正体 」
赤いカーテンの地をバックにエンドロールが流れる。
おまけインタビュー映像が流れる。
インタビュワー「 ヒトラーって?」
白人の子供達 「 知らない。」「 昔の王様!」
金髪と青い目を持った人間がこの無知。
あの悪夢からまだ100年経っていないんだよ。
まあ、若過ぎるか。
高校生位にインタビューすべきだったのかな。
大人にインタビューすると。
「 病気。」
「 姪と出来てた。」
「 山奥で愛人を囲ってた人。」
「 価値の無いドイツ人だ。」
「 忘れたいね。」
「 私に訊かないで!」
最後にインタビューは、「 グリュンバウムって?」と訊く。
「 そんな人知らないよ。」
大勢の人が「 知らない。」「 知らない。」と答える。
結局、このインタビュー映像の中では、グリュンバウムを誰も知らなかった。
字幕 : 吉川美奈子
***** 「 「 わが教え子、ヒトラー 」・ 後半 」 ・ 完 *****
前半はこちら → http://nihedon.hama1.jp/e835340.html
邦題 : わが教え子、ヒトラー
監督 : ダニー・レヴィ
製作年 : 2008年
製作国 : ドイツ
上映時間 : 95分
出演 : ウルリッヒ・ミューエ
ヘルゲ・シュナイダー
アドリアナ・アルタラス
シルヴェスター・グロート
シュテファン・クルト
フライヤーの解説 : 第二次大戦末期、ヒトラーは自信を喪失し以前のように大衆を魅了する演説ができずにいる。大演説を控え軍部は収容所から世界的ユダヤ人俳優を演説の講師として招く。ヒトラーを暗殺すべきか家族を守るべきか苦悩する俳優とヒトラーの知られざる一面を描く作品。
鑑賞日 : 2010年04月12日(月)
映画館 : ランドマークプラザ
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ゲッペルスはヒトラーの所へ行き、グリュンバウムが辞めた事を告げる。
ヒトラーは納得しない。「 死んでも連れて来い! 生きたままでな。」
グリュンバウム達が乗った車の後を追ったSS( シークレット・サービス )は
指令書が無いので渡せないと言う。
SSはヒトラーの元へ戻る。
ヒトラー「 Q512番? 廃止だ!」
フォーミュラ「 書類だ。」
そこへ、空襲を受ける。
ゲッペルス「 この際、我々が最終勝利に導かなければ。」
ゲッペルスは爆弾を用意し、ユダヤ人が仕掛けた事にする。
「 これで浄化政策が正当化される事に。」
ヒトラーは、グリュンバウムの家族の話を聞き、泣く。
ヒトラー「 総統も号泣するぞ。」
グリュンバウムは、ヒトラーを床に四つん這いにさせ、ワンワンと吼えさせる。
空襲でヒトラーの部屋も振動で揺れる。
ゲッペルスに報告が来る。「 官邸に爆撃が!」
6つの松明に火を灯し、ヒトラーは演説の練習をする。
グリュンバウムは家族とスープの夕食を取りながら、
収容所の親友のクルトと話し、解放されたと話す。
妻は、その話を信じない。「 ヒトラーと同じ誇大妄想狂ね。」
ヒトラーは再び夜うなされて起きる。
犬のブロンディがチラリと目を上げる。
眠りこけている警備のSS達の側をすり抜け、ヒトラーはブロンディを連れて外へ出掛ける。
グリュンバウムは親友のクルトと電話で話す。
グリュンバウム「 ザクセンハウゼンが解放されたって本当か?」
クルトの顔がスクリーンに映る。
彼の顔は血だらけ。
正面にはSSがピストルでクルトの額を狙っている。
クルトはまだ収容所の黒と灰色のストライプの服を着て、胸に黄色い三角マークを付けている。
廊下を歩きながらグリュンバウムは吐いてしまう。
ヨーロッパの地図を前にヒトラーはグリュンバウムに戦況を説明する。
ヒトラー「 ユダヤ人をマダガスカルの荒野に送る案も有ったんだ。
パレードはリムジンで走る。異論でも? 」
グリュンバウム 「 宣伝相はセットで行進をと。」
それを聞いて泣き出すヒトラー。
が、直ぐに元気になるヒトラー。
ゲッペルス 「 二人が死を分かつ迄、一心同体でいる事。」
ゲッペルス達参謀はパレードの最終調整をする。
「 予想気温は零下4℃。」
ゲッペルスは演説の時にグリュンバウムをヒトラーの側に居させると言い、
他の参謀達を唖然とさせる。
ヒトラーはお風呂に入っている。
ヒトラーはお風呂に軍艦の模型を浮かべている。
そこへアルベルトが入って来る。
「 あのユダヤ人の教授が暗殺を計画中です。」
ヒトラーはお湯の中に潜ってしまう。
ヒトラー「 情報源は?」
アルベルト「 ゲッペルスとヒムラ―の会話からだ。」
夜、映画を映しながら、ヒトラ―はオルガンを弾きながら歌を歌う。
お相手はブラウン嬢。
ヒトラーはブラウン嬢とベッドイン。
新年。日本で華やかな花火大会を毎年見ているニヘドンの目には
実にショボい花火を見て喜ぶグリュンバウムと家族。
ヒトラーは眠れないと、グリュンバウムの部屋に行く。
ヒトラー「 私を殺そうとしたな。」
グリュンバウム「 もし本当なら大臣達が許しませんよ。」
グリュンバウムの妻はベッドにヒトラーを寝かせ子守唄を歌う。
ヒトラーは眠る。
妻は枕をヒトラーの顔に被せて殺そうとする。
グリュンバウム「 この人を殺しても、まだ部下達がいる。」
演説の練習が、いい感じに仕上がりヒトラーとグリュンバウムはハグする。
そこへアルベルト・シュペーアが走り込んで来て、「 いけません!」と遮る。
ヒトラー「 また君の誇大妄想か?」
演説の日、グリュンバウムはゲッペルスと建物の中に居る。
ヒトラーはヘアメイクさんに調髪してもらう。
美容師の女性がヒトラーの髭を半分切り落としてしまう。
興奮したヒトラーは声が出なくなってしまう。
ゲッペルスが怒る。
「 100万人の群衆と、カメラ15台をどうするんだ!」
ヒトラー「 教授を呼べ!」
パレードは大群衆の中を進む。
ヒトラーの演台の下でグリュンバウムが声の吹き替えを務める。
ヒトラーは口パク。
途中でグリュンバウムは勝手に演説内容を変えてしまう。
そしてSSに撃たれてしまう。
「 これで私の話は終わりだ。」
119日後に総統は毒物とピストルで自害する。
ヒトラーが演台に立つリアル映像。
「 最も真実なヒトラーの正体 」
赤いカーテンの地をバックにエンドロールが流れる。
おまけインタビュー映像が流れる。
インタビュワー「 ヒトラーって?」
白人の子供達 「 知らない。」「 昔の王様!」
金髪と青い目を持った人間がこの無知。
あの悪夢からまだ100年経っていないんだよ。
まあ、若過ぎるか。
高校生位にインタビューすべきだったのかな。
大人にインタビューすると。
「 病気。」
「 姪と出来てた。」
「 山奥で愛人を囲ってた人。」
「 価値の無いドイツ人だ。」
「 忘れたいね。」
「 私に訊かないで!」
最後にインタビューは、「 グリュンバウムって?」と訊く。
「 そんな人知らないよ。」
大勢の人が「 知らない。」「 知らない。」と答える。
結局、このインタビュー映像の中では、グリュンバウムを誰も知らなかった。
字幕 : 吉川美奈子
***** 「 「 わが教え子、ヒトラー 」・ 後半 」 ・ 完 *****