2013年03月04日
「 シャッターアイランド 」 後半
この記事は「 シャッターアイランド・前半 」の続きの記事です。
前半の記事はこちら → http://nihedon.hama1.jp/e835935.html
***************************
監督 : マーティン・スコセッシ
製作 : マイク・メダボイ / アーノルド・メッサー / ブラッドリー・J・フィッシャー
マーティン・スコセッシ
製作総指揮 : クリス・ブリガム / レータ・カログリディス / デニス・ルヘイン
ルイス・フィリップス
原作 : デニス・ルヘイン
脚本 : レータ・カログリディス
撮影 : ロバート・リチャードソン
美術 : ダンテ・フェレッティ
編集 : セルマ・スクーンメイカー
音楽 : ロビー・ロバートソン
キャスト : Teddy Daniels → レオナルド・ディカプリオ( Leonardo DiCaprio )
Chuck Aule → マーク・ラファロ( Mark Ruffalo )
Dr. Cawley → ベン・キングズレー( Ben Kingsley )
Dolores → ミシェル・ウィリアムズ( Michelle Williams )
Rachel 1 → エミリー・モーティマー( Emily Mortimer )
Rachel 2 → パトリシア・クラークソン( Patricia Clarkson )
Dr. Naehring (as Max Von Sydow) →
マックス・フォン・シドー( Max von Sydow )
George Noyce → ジャッキー・アール・ヘイリー( Jackie Earle Haley )
Laeddis → イライアス・コティーズ( Elias Koteas )
Warden → Ted Levine
Deputy Warden McPherson → John Carroll Lynch
Bridget Kearns → Robin Bartlett
Peter Breene → Christopher Denham
Nurse Marino → Nellie Sciutto
Glen Miga (as Joe Sikora) → Joseph Sikora
**********************************
ブリーン君の尋問。
ブリーン 「 When I cut her, she screamed.
ガスで殺しちまえ!」
テディはノートに鉛筆で黒い丸を塗りまくる。
ブリーンは、その音を嫌がり苛ついて騒ぎ出す。
ミセス・カーンズの尋問。
テディ 「 貴女は他の患者と比べると普通に見えますが。」
ミセス・カーンズ 「 夫を斧で殺したわ。
レイチェルの話を聞いた事は無いわ。
彼女無口だったから。」
テディ 「 シーアン博士も同席を? 」
ミセス・カーンズ 「 He talked about angel. 」
テディ 「 口説かれた? 」
ミセス・カーンズ 「 No, he's a good doctor. 」
テディ 「 レディスと言う人を? 」
ミセス・カーンズ 「 No, never heard of it. 」
ミセス・カーンズはテディのノートに何か書きつける。
降りしきる雨の中。
レディスは アパートの修理人だった。
そして放火犯だ。
奴が擦ったマッチで火事になった。
レディスは学校に放火し2人死に、そしてシャッターアイランドにやって来た。
そして消えた。
保安官2人は墓地にやって来た。
テディは、ミセス・カーンズがノートに書いた言葉を相棒に見せる。
書かれた文字は「 RUN 」。
嵐が強まり並木が倒れ出す。
保安官2人は建物の中に入る。
相棒「 レディスを見つけただろう?」
テディ「 殺すつもりは無い。」
相棒「 俺なら2度殺すね。」
テディは収容所の様子を思い返す。
テディ 「 想像を絶する数だった。
連合軍はドイツの監視兵を鉄条網の前に並べ銃殺。
あれは殺人だ。 もう嫌だ。 ここの費用を出しているのは?
ジョージ・ノイスと言う socialist が、ここに入院した。
1年で出所して殺人をした。
彼の話で、ここで人体実験が行われている事が分かった。
ここで行われている事を暴露してやる。」
相棒 「 黒幕は政府だよ。 そもそもレイチェルって女が存在したか? 」
警察の車がやって来る。 テディ達は宿舎に戻る。
シャワーを浴び、囚人服を着る。
ドクター達は嵐の避難の相談をする。
テディは医師に言う。「 67人は誰? A,B,C棟の人数は66人。
レイチェルは67人いると言っている。 」
医師「 Rachel is found. 」
テディは見つかったレイチェルに会う事にした。
部屋の中に入りレイチェルと会う。
相棒のチャック「 傷1つ無い。」
テディ「 近所でビラを撒いている共産主義者がいるんです。お話を。」
レイチェル「 ジムを会社に送り出し、子供達を学校へ送り出した。
湖でゆっくり泳ぐ事にしたの。」
テディ「 I see. And after that ? 」
レイチェルは立ち上がって言う。
「 And I thought of you.
I don't know what you are talking about. 」
レイチェルはテディをジムだと言って抱き付く。
レイチェルは泣き出す。
テディ 「 Rachel. It'll be all right. 」
レイチェルはいきなりテディから離れる。
「 ジムは死んだわ。 あんたは誰? 」
雷が何度も閃光を放ち、テディは目がチカチカし、吐いてしまう。
医師が渡した薬をテディは飲む。
テディは警備隊長を見て「 あいつは絶対に元軍人だ。」と言う。
テディの回想シーン。
ドイツの収容所。雪が舞い落ちる中をテディは歩く。
死体の山を何度も見る。
死体の母娘が起き上がる。
「 私達を助けもせず、私達を死なせたのよ。」
テディはソファに座る顔に傷の有る男に近寄る。
テディ「 レディス。」
レディス「 そうだよ。俺だよ。」
レディスはテディがくわえた煙草に火を点ける。
レディスはテディの部下になっていた。
女の悲鳴が聞こえた。
血だらけのレイチェルが立っている。
足元には血だらけの3人の子供。
テディは女の子を抱き上げる。
女の子「 どうして助けなかったの? 」
テディは女の子を湖な入れる。
テディ「 Rachel ? Aren't they beautiful ? 」
鼻から血を流した女の子が水の底へ沈んで行く。
悲鳴を上げて起きるテディ。
黒いレインコートを着た妻が入って来る。
妻 「 Laeddis isn't dead. He's still here. 」
テディが目を覚ますと、患者達はA棟に移動している。
雨はすっかり止んでいる。
電気系統がやられた。
テディとチャックはC棟を目指す。
2人の前に警官が現れる。
「 患者は半分は捕まえたが、まだ残っている。
お前等だけで捕まえようとすると殺されるぞ。」
遠くから叫び声が聞こえ、建物に響く。
上半身裸の男がテディの胸を指で突く。
「 バア! 捕まえたぞ。」
走り去る男を追ってテディは階段の上に行く。
突然後ろから男に羽交い締めにされる。
「 Listen to me. 俺は此処を出たくない。」
テディは男を殴り、首を絞めた。
そこへ警官がやって来て男を連れて行く。
テディは1人で他の場所を見て回る。
「 レディス 」と言う囁き声が聞こえ、テディは振り返りマッチに火を点ける。
格子の中には患者達が入れられていた。
裸の男が座り込んでいた。
ジョージ・ノイスだった。
テディ「 誰がやった? 」
ジョージ 「 お前さ。お前が喋ったから連れ戻された。
お前の為に仕組まれゲームさ。
相棒とは前に組んだか? 奴等の勝ちさ。
奴等は俺を、俺を灯台に連れて行き、脳を切り刻む。」
テディの妻が姿を現す。
テディ「 ドロレス!」
ジョージ 「 奴は此処には居ない。連れ出された。
此処に居なければ…。」
テディ 「 Light house. 」
チャックがやって来る。2人で山を登る。
テディ 「 何をしてた? 」
チャック 「 カルテを見ていた。病院はあっちだ。」
テディ 「 灯台に行くんだ。」
チャック 「 受け入れ表が有るんだぜ? 」
テディ 「 Light house に行くんだ。」
チャック 「 あんたの所為で、こんな所に来ちまった。
C棟で何が有った? 」
テディ 「 I'm going on alone. 」
テディは1人で岩場を下りる。
テディは灯台の近くへ到着するが、満ち潮で潮が満ちている。
テディは叫ぶ。「 煙草! チャック! チャック! 」
煙が見え、覗くと火の点いたままの煙草の吸殻。
岩場の下に1人の人間の姿が見えた。
テディは下に下りる。
岩場の穴からネズミの大群が這い出して来る。
岩肌に無数のネズミ。
そのネズミを掻き分けて、テディは洞窟に進む。
洞窟には焚き火が燃され、中には後ろ手に縛られたレイチェルが立っていた。
レイチェルはナイフを持っていた。
テディ「 貴女がレイチェル・ソランドー? 本物の?」
レイチェル 「 私には子供はいないね。 結婚もしていない。 私は医師だったの。
病気肌と思われたら、全部最初の疑惑は薬の購入。
痛みを感じるのは脳なの。
それを人間がコントロールしたら、ロボトミー。
ここで作られたゾンビは、シャッターアイランドの患者をロボトミー
手術を施した結果。 何かトラウマが? 」
テディ 「 Yeah. 」
レイチェル 「 頭はどう? 頭痛とか? 病院の食べ物を食べた?
煙草も自分の? 」
テディ 「 人のを吸った。 灯台で何を? 」
レイチェル「 ブレイン・サージャリー。 『 ナチスから学ぼう 』」
テディ 「 Everyone. it's impossible. 」
レイチェル「 Everyone. 」
朝、寝ているテディに、レイチェルは彼の腕を押さえて起こす。
レイチェル「 出て行って。 貴方を探している連中に私も見つかるわ。」
テディ「 Have you seen my friend ? 」
レイチェル「 マーシャル。 貴方に友達など。」
テディが道に出るとジープがやって来た。
隊長「 There you are ! 神の贈り物を楽しんだか? 嵐だよ。
この世の中を見る暴力に満ちている。
人間派神を讃える為に暴力を振るうのさ。
院長は君を無害だと思っているが、私は知っている。」
病院の前でジープは止まる。
テディは1人で中に入る。
「 LOCKED 」と書かれた金網は開いたままになっており、偽のレイチェルがいる。
テディ「 私の相棒のチャックは? 」
医師「 君は1人で来たんだよ。」
テディは医師の煙草を断る。
テディ「 I quit. 」
シャワーを浴びたテディは、監視役の黒人医師の背後からそっとネクタイを取る。
テディは眼鏡の医師に出会う。
眼鏡の医師「 何処へ? 」
テディ「 フェリーに乗ろうと思って。」
テディは医師を押さえ、ポケットから注射器を取り出す。
医師「 トラウマの語源はギリシア語の『 傷 』だ。 ドイツ語では『 トラウム 』。
テディは、いきなり医師に注射針を刺し、眠らせてしまう。
テディはカバーを掛けられた車に乗る。
妻のドロレスが出て来る。「 フェリーに乗って。」
テディは車のガソリンタンクにネクタイを入れ、ネクタイに火を点ける。
車の前にドロレスが立ち、女の子が1人ドロレスの近くに寄り、手を繋ぐ。
車は爆発!
テディは岩場を下り、灯台へ向かってクロールで泳ぐ。
灯台の周囲にはフェンスが張り巡らされ、警備員がいる。
警備員が立ちションをした隙に、テディが襲い、ライフルを奪う。
警備員「 Do you kill me ? 」
テディ 「 No, I don't kill you . 」
テディは灯台の中に入り、螺旋階段を駆け上がる。
テディは1つ1つ部屋の中を見ては、また階段を上がる。
テディのライフルを持つ手が震え、カチカチ音を立てる。
部屋の中に入ると、院長が座っていた。
院長 「 The rifle is empty by the way. 」
テディはライフルを床に置く。
院長はシーアン医師に「 見せて。」と言う。
テディ「 クロルプロマジンの禁断症状。」
院長「 君は2年前から、此処に患者として居る。」
受け入れ表を見せられ、テディは音読する。
テディ「 Where is my partner ? Where's Chuck? 」
院長「 文字の入れ替えだ。 君は67番目の患者アンドリュー・レディスだ。
君にロボトミー手術を施す。」
チャックが無傷で中に入って来る。
テディ「 What's the fucking going on here ? お前は何者だ? 」
チャック「 I'm シーアン。」
院長「 お前には女房の話をし、私は理事会に諮ったのだ。
嫌でも見たのかね? おぞましい人体実験を? 」
テディはピストルを構え、院長を撃つ。
血が迸るが、院長は無傷。
院長は3人の子供の写真を見せる。
妻ドロレスの声「 可哀想に、ベイビー。」
テディは家に戻る。「 ホシを挙げたよ。」
テディは酒を1杯開ける。
テディ「 ドロレス? 」と呼ぶ。
ブランコに座っている妻は、ゆっくりと起き上がる。
ドロレスは、ゆうくりとテディに近付く。
テディ「 ドロレス。 You are wet. Where are the kids? 」
ドロレス「 They're on school. 」
テディ「 It's Saturday. 」
テディは湖に気付く。
テディ「 Oh, my God !! Oh, my God !! 」
テディはレイチェルを湖から救い出す。
次々に3人の子供を抱き寄せ、岸へ運び出す。
テディは3人の遺体を岸に上げ、並んで寝かせる。
妻ドロレス「 テーブルに座らせましょう。 明日はピクニックよ。」
テディ「 If you love me, please stop talking. 」
ドロレス「 I love you so much. 」
妻の顔。 銃声が轟く。
テディはベッドで起き上がる。
医師達「 何故、妻を殺した? 」
テディ「 子供達を殺したから。 俺は本当に愛してた。」
医師 「 何故、話を作った?」
テディ「 彼女のした事が信じられなかった。
医師 「 君は9ヶ月前に1度回復して、また戻ってしまった。」
テディ「 My name is Andrew Laeddis. Can you accept the reality?
1952年に妻を殺した。」
穏やかな春の日、建物の石段に座るテディ。
シーアンが煙草を勧める。
テディ「 ここを出よう、チャック。 此処にいると、ロクな事は無いぞ。」
チャックは、医師達に首を横に振って見せる。
テディ「 どっちが得かな? モンスターとして生きるか、善人として死ぬか。」
エンドロール。 チェロの音。 歌が心に沁みる。
***** 「 「 シャッターアイランド 」 後半 」 ・ 完 *****
記事アップ @福島ビューホテル 1112号室にて
前半の記事はこちら → http://nihedon.hama1.jp/e835935.html
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監督 : マーティン・スコセッシ
製作 : マイク・メダボイ / アーノルド・メッサー / ブラッドリー・J・フィッシャー
マーティン・スコセッシ
製作総指揮 : クリス・ブリガム / レータ・カログリディス / デニス・ルヘイン
ルイス・フィリップス
原作 : デニス・ルヘイン
脚本 : レータ・カログリディス
撮影 : ロバート・リチャードソン
美術 : ダンテ・フェレッティ
編集 : セルマ・スクーンメイカー
音楽 : ロビー・ロバートソン
キャスト : Teddy Daniels → レオナルド・ディカプリオ( Leonardo DiCaprio )
Chuck Aule → マーク・ラファロ( Mark Ruffalo )
Dr. Cawley → ベン・キングズレー( Ben Kingsley )
Dolores → ミシェル・ウィリアムズ( Michelle Williams )
Rachel 1 → エミリー・モーティマー( Emily Mortimer )
Rachel 2 → パトリシア・クラークソン( Patricia Clarkson )
Dr. Naehring (as Max Von Sydow) →
マックス・フォン・シドー( Max von Sydow )
George Noyce → ジャッキー・アール・ヘイリー( Jackie Earle Haley )
Laeddis → イライアス・コティーズ( Elias Koteas )
Warden → Ted Levine
Deputy Warden McPherson → John Carroll Lynch
Bridget Kearns → Robin Bartlett
Peter Breene → Christopher Denham
Nurse Marino → Nellie Sciutto
Glen Miga (as Joe Sikora) → Joseph Sikora
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ブリーン君の尋問。
ブリーン 「 When I cut her, she screamed.
ガスで殺しちまえ!」
テディはノートに鉛筆で黒い丸を塗りまくる。
ブリーンは、その音を嫌がり苛ついて騒ぎ出す。
ミセス・カーンズの尋問。
テディ 「 貴女は他の患者と比べると普通に見えますが。」
ミセス・カーンズ 「 夫を斧で殺したわ。
レイチェルの話を聞いた事は無いわ。
彼女無口だったから。」
テディ 「 シーアン博士も同席を? 」
ミセス・カーンズ 「 He talked about angel. 」
テディ 「 口説かれた? 」
ミセス・カーンズ 「 No, he's a good doctor. 」
テディ 「 レディスと言う人を? 」
ミセス・カーンズ 「 No, never heard of it. 」
ミセス・カーンズはテディのノートに何か書きつける。
降りしきる雨の中。
レディスは アパートの修理人だった。
そして放火犯だ。
奴が擦ったマッチで火事になった。
レディスは学校に放火し2人死に、そしてシャッターアイランドにやって来た。
そして消えた。
保安官2人は墓地にやって来た。
テディは、ミセス・カーンズがノートに書いた言葉を相棒に見せる。
書かれた文字は「 RUN 」。
嵐が強まり並木が倒れ出す。
保安官2人は建物の中に入る。
相棒「 レディスを見つけただろう?」
テディ「 殺すつもりは無い。」
相棒「 俺なら2度殺すね。」
テディは収容所の様子を思い返す。
テディ 「 想像を絶する数だった。
連合軍はドイツの監視兵を鉄条網の前に並べ銃殺。
あれは殺人だ。 もう嫌だ。 ここの費用を出しているのは?
ジョージ・ノイスと言う socialist が、ここに入院した。
1年で出所して殺人をした。
彼の話で、ここで人体実験が行われている事が分かった。
ここで行われている事を暴露してやる。」
相棒 「 黒幕は政府だよ。 そもそもレイチェルって女が存在したか? 」
警察の車がやって来る。 テディ達は宿舎に戻る。
シャワーを浴び、囚人服を着る。
ドクター達は嵐の避難の相談をする。
テディは医師に言う。「 67人は誰? A,B,C棟の人数は66人。
レイチェルは67人いると言っている。 」
医師「 Rachel is found. 」
テディは見つかったレイチェルに会う事にした。
部屋の中に入りレイチェルと会う。
相棒のチャック「 傷1つ無い。」
テディ「 近所でビラを撒いている共産主義者がいるんです。お話を。」
レイチェル「 ジムを会社に送り出し、子供達を学校へ送り出した。
湖でゆっくり泳ぐ事にしたの。」
テディ「 I see. And after that ? 」
レイチェルは立ち上がって言う。
「 And I thought of you.
I don't know what you are talking about. 」
レイチェルはテディをジムだと言って抱き付く。
レイチェルは泣き出す。
テディ 「 Rachel. It'll be all right. 」
レイチェルはいきなりテディから離れる。
「 ジムは死んだわ。 あんたは誰? 」
雷が何度も閃光を放ち、テディは目がチカチカし、吐いてしまう。
医師が渡した薬をテディは飲む。
テディは警備隊長を見て「 あいつは絶対に元軍人だ。」と言う。
テディの回想シーン。
ドイツの収容所。雪が舞い落ちる中をテディは歩く。
死体の山を何度も見る。
死体の母娘が起き上がる。
「 私達を助けもせず、私達を死なせたのよ。」
テディはソファに座る顔に傷の有る男に近寄る。
テディ「 レディス。」
レディス「 そうだよ。俺だよ。」
レディスはテディがくわえた煙草に火を点ける。
レディスはテディの部下になっていた。
女の悲鳴が聞こえた。
血だらけのレイチェルが立っている。
足元には血だらけの3人の子供。
テディは女の子を抱き上げる。
女の子「 どうして助けなかったの? 」
テディは女の子を湖な入れる。
テディ「 Rachel ? Aren't they beautiful ? 」
鼻から血を流した女の子が水の底へ沈んで行く。
悲鳴を上げて起きるテディ。
黒いレインコートを着た妻が入って来る。
妻 「 Laeddis isn't dead. He's still here. 」
テディが目を覚ますと、患者達はA棟に移動している。
雨はすっかり止んでいる。
電気系統がやられた。
テディとチャックはC棟を目指す。
2人の前に警官が現れる。
「 患者は半分は捕まえたが、まだ残っている。
お前等だけで捕まえようとすると殺されるぞ。」
遠くから叫び声が聞こえ、建物に響く。
上半身裸の男がテディの胸を指で突く。
「 バア! 捕まえたぞ。」
走り去る男を追ってテディは階段の上に行く。
突然後ろから男に羽交い締めにされる。
「 Listen to me. 俺は此処を出たくない。」
テディは男を殴り、首を絞めた。
そこへ警官がやって来て男を連れて行く。
テディは1人で他の場所を見て回る。
「 レディス 」と言う囁き声が聞こえ、テディは振り返りマッチに火を点ける。
格子の中には患者達が入れられていた。
裸の男が座り込んでいた。
ジョージ・ノイスだった。
テディ「 誰がやった? 」
ジョージ 「 お前さ。お前が喋ったから連れ戻された。
お前の為に仕組まれゲームさ。
相棒とは前に組んだか? 奴等の勝ちさ。
奴等は俺を、俺を灯台に連れて行き、脳を切り刻む。」
テディの妻が姿を現す。
テディ「 ドロレス!」
ジョージ 「 奴は此処には居ない。連れ出された。
此処に居なければ…。」
テディ 「 Light house. 」
チャックがやって来る。2人で山を登る。
テディ 「 何をしてた? 」
チャック 「 カルテを見ていた。病院はあっちだ。」
テディ 「 灯台に行くんだ。」
チャック 「 受け入れ表が有るんだぜ? 」
テディ 「 Light house に行くんだ。」
チャック 「 あんたの所為で、こんな所に来ちまった。
C棟で何が有った? 」
テディ 「 I'm going on alone. 」
テディは1人で岩場を下りる。
テディは灯台の近くへ到着するが、満ち潮で潮が満ちている。
テディは叫ぶ。「 煙草! チャック! チャック! 」
煙が見え、覗くと火の点いたままの煙草の吸殻。
岩場の下に1人の人間の姿が見えた。
テディは下に下りる。
岩場の穴からネズミの大群が這い出して来る。
岩肌に無数のネズミ。
そのネズミを掻き分けて、テディは洞窟に進む。
洞窟には焚き火が燃され、中には後ろ手に縛られたレイチェルが立っていた。
レイチェルはナイフを持っていた。
テディ「 貴女がレイチェル・ソランドー? 本物の?」
レイチェル 「 私には子供はいないね。 結婚もしていない。 私は医師だったの。
病気肌と思われたら、全部最初の疑惑は薬の購入。
痛みを感じるのは脳なの。
それを人間がコントロールしたら、ロボトミー。
ここで作られたゾンビは、シャッターアイランドの患者をロボトミー
手術を施した結果。 何かトラウマが? 」
テディ 「 Yeah. 」
レイチェル 「 頭はどう? 頭痛とか? 病院の食べ物を食べた?
煙草も自分の? 」
テディ 「 人のを吸った。 灯台で何を? 」
レイチェル「 ブレイン・サージャリー。 『 ナチスから学ぼう 』」
テディ 「 Everyone. it's impossible. 」
レイチェル「 Everyone. 」
朝、寝ているテディに、レイチェルは彼の腕を押さえて起こす。
レイチェル「 出て行って。 貴方を探している連中に私も見つかるわ。」
テディ「 Have you seen my friend ? 」
レイチェル「 マーシャル。 貴方に友達など。」
テディが道に出るとジープがやって来た。
隊長「 There you are ! 神の贈り物を楽しんだか? 嵐だよ。
この世の中を見る暴力に満ちている。
人間派神を讃える為に暴力を振るうのさ。
院長は君を無害だと思っているが、私は知っている。」
病院の前でジープは止まる。
テディは1人で中に入る。
「 LOCKED 」と書かれた金網は開いたままになっており、偽のレイチェルがいる。
テディ「 私の相棒のチャックは? 」
医師「 君は1人で来たんだよ。」
テディは医師の煙草を断る。
テディ「 I quit. 」
シャワーを浴びたテディは、監視役の黒人医師の背後からそっとネクタイを取る。
テディは眼鏡の医師に出会う。
眼鏡の医師「 何処へ? 」
テディ「 フェリーに乗ろうと思って。」
テディは医師を押さえ、ポケットから注射器を取り出す。
医師「 トラウマの語源はギリシア語の『 傷 』だ。 ドイツ語では『 トラウム 』。
テディは、いきなり医師に注射針を刺し、眠らせてしまう。
テディはカバーを掛けられた車に乗る。
妻のドロレスが出て来る。「 フェリーに乗って。」
テディは車のガソリンタンクにネクタイを入れ、ネクタイに火を点ける。
車の前にドロレスが立ち、女の子が1人ドロレスの近くに寄り、手を繋ぐ。
車は爆発!
テディは岩場を下り、灯台へ向かってクロールで泳ぐ。
灯台の周囲にはフェンスが張り巡らされ、警備員がいる。
警備員が立ちションをした隙に、テディが襲い、ライフルを奪う。
警備員「 Do you kill me ? 」
テディ 「 No, I don't kill you . 」
テディは灯台の中に入り、螺旋階段を駆け上がる。
テディは1つ1つ部屋の中を見ては、また階段を上がる。
テディのライフルを持つ手が震え、カチカチ音を立てる。
部屋の中に入ると、院長が座っていた。
院長 「 The rifle is empty by the way. 」
テディはライフルを床に置く。
院長はシーアン医師に「 見せて。」と言う。
テディ「 クロルプロマジンの禁断症状。」
院長「 君は2年前から、此処に患者として居る。」
受け入れ表を見せられ、テディは音読する。
テディ「 Where is my partner ? Where's Chuck? 」
院長「 文字の入れ替えだ。 君は67番目の患者アンドリュー・レディスだ。
君にロボトミー手術を施す。」
チャックが無傷で中に入って来る。
テディ「 What's the fucking going on here ? お前は何者だ? 」
チャック「 I'm シーアン。」
院長「 お前には女房の話をし、私は理事会に諮ったのだ。
嫌でも見たのかね? おぞましい人体実験を? 」
テディはピストルを構え、院長を撃つ。
血が迸るが、院長は無傷。
院長は3人の子供の写真を見せる。
妻ドロレスの声「 可哀想に、ベイビー。」
テディは家に戻る。「 ホシを挙げたよ。」
テディは酒を1杯開ける。
テディ「 ドロレス? 」と呼ぶ。
ブランコに座っている妻は、ゆっくりと起き上がる。
ドロレスは、ゆうくりとテディに近付く。
テディ「 ドロレス。 You are wet. Where are the kids? 」
ドロレス「 They're on school. 」
テディ「 It's Saturday. 」
テディは湖に気付く。
テディ「 Oh, my God !! Oh, my God !! 」
テディはレイチェルを湖から救い出す。
次々に3人の子供を抱き寄せ、岸へ運び出す。
テディは3人の遺体を岸に上げ、並んで寝かせる。
妻ドロレス「 テーブルに座らせましょう。 明日はピクニックよ。」
テディ「 If you love me, please stop talking. 」
ドロレス「 I love you so much. 」
妻の顔。 銃声が轟く。
テディはベッドで起き上がる。
医師達「 何故、妻を殺した? 」
テディ「 子供達を殺したから。 俺は本当に愛してた。」
医師 「 何故、話を作った?」
テディ「 彼女のした事が信じられなかった。
医師 「 君は9ヶ月前に1度回復して、また戻ってしまった。」
テディ「 My name is Andrew Laeddis. Can you accept the reality?
1952年に妻を殺した。」
穏やかな春の日、建物の石段に座るテディ。
シーアンが煙草を勧める。
テディ「 ここを出よう、チャック。 此処にいると、ロクな事は無いぞ。」
チャックは、医師達に首を横に振って見せる。
テディ「 どっちが得かな? モンスターとして生きるか、善人として死ぬか。」
エンドロール。 チェロの音。 歌が心に沁みる。
***** 「 「 シャッターアイランド 」 後半 」 ・ 完 *****
記事アップ @福島ビューホテル 1112号室にて