2022年11月01日

信州善光寺で「 お数珠頂戴 」を体験しました。

善光寺のお数珠頂戴その1by二へドン2019年05月11日(土)
皆さんもきっとご覧になった事が有ると思い
ます。信州の善光寺の本堂の前に、人々が並
んでしゃがんで、赤い傘を差し掛けられた貫
主( かんす )様が中央を歩いて来て、
人々の頭をお数珠で撫でる映像や写真を。
二へドンは仕事で、もう何十回となく信州善
光寺
をお参りさせて頂いているのですが、こ
の「 お数珠頂戴 」だけは体験した事があ
りませんでした。何しろこの「 お数珠頂
戴 」は早朝の儀式なものですから、普通の
バスツアーでは行きませんよね。興味を持っ
たら「 すぐやる課 」の二へドンは、ツア
ーで行かないなら個人で行くさ、とやって来
ました。善光寺に1番近いと言われているビ
ジネスホテル「 ホテルニューやま 」に泊
まり、05:00に起床しました。天気は快晴で
お数珠頂戴日和です。
05:20 善光寺に行きます。お数珠頂戴は季
節によって開始時間が違うのは知っていまし
たが、はて、今日は何時からお数珠頂戴を受
けられるかしら? 肝心の時間が分からず境
内をウロウロしてしまいました。お燈明のロ
ウソクを 1本 50円を収め、亡き母の為に
火を灯しました。

信州善光寺の貫主様のお数珠頂戴その2by二へドン06:00 皆が本堂に向かって左側に1列に
並び始めました。二へドンも慌てて、列の後
尾に並びます。憧れのお数珠頂戴を頂きま
す。 バチン! い、痛い。 
すみません。 目に当たったよ!固いお数珠
が、目に当たったんですけど!!本当に痛い
んですけど、これ。 お数珠頂戴は仏様の光
に包まれる様な極楽体験が出来るかと永年ず
っと思っていたのに。まるで蠅を追い払うか
の様な数珠捌きと、その痛さに暫し呆然とし
て暴行者の後ろ姿を見送ったのでした。
 その後、本堂の中に入り、大勢の人々と一
緒に読経を聞いておりました。最後まで読経
を聞くつもりでいたのですが、近くに立って
いた知らないおじさんが、「 お上人様が来
るよ。」と言いました。それを聞いた周囲の
人 5 ~ 6人と回廊に出てみました。回廊の
端に一列に並んでしゃがむと、そこでお上人
様からお数珠を頂戴出来たのでした。お上人
様のお数珠は、女性らしくそっと置く様に優
しかったので、余りの違いに驚いてしまいま
した。あのまま堂内にいたら、お上人様が来
られた事に全く気が付かなかった訳で、教え
てくれたおじ様に感謝です!

善光寺の仏旗by二へドンお上人様が通り過ぎた後も、他の人々がずっ
と回廊にいるので、二へドンもそのまま佇ん
でいました。読経の声は回廊にも聞こえて来
ましたし。すると、また戻って来る貫主様の
姿が現れました! また人々は一列に並んで
しゃがみます。 バチン! あ・・・
またやられてしまった。 さっき痛恨の一撃
を喰らったから、覚悟しておけば良かったの
に、また激烈に痛かった。 むむむむ。
でも、いい体験が出来て満足です。
 善光寺は、無宗派のお寺と言われていま
す。バスガイドさんなんかに「 どうしてで
すか? 」と質問すると、「 宗派が生まれ
る前からお寺が有ったから。」等と答えが返
って来ます。 とは言え、お寺の運営には母
体が必要ですので、現在は天台宗の「 大勧
進 」と浄土宗の「 大本願 」が共同運営
しています。2019年は大勧進のトップの貫
主が小松玄澄大僧正、大本願のトップが尼公
( にこう )上人でした。 二へドンは初
めて体験するお数珠頂戴で、貫主様から数珠
パンチを2回、お上人様がら1回お数珠を頂
いたのでした。 良かった。 良かった。
◀ 2019年05月11日(土) 05:35撮影。
  善光寺の仏旗。


善光寺の六地蔵(地獄)by二へドン善光寺の回廊には、仏旗( ぶっき )が翻
っていました。別名、六色仏旗( ろくしょ
くぶっき )、六金色旗( ろっこんじきば
た )、仏教旗( ぶっきょうばた )とも
呼ばれます。お施餓鬼やお彼岸などで本堂の
外壁に五色の幕を吊り下げる事が有ります
が、見た事有りますか? 五色幕( ごしき
まく )と呼ばれる物で、写真の様に吹き流
し状になっている物も有ります。 これは、
2つの意味が有る様です。 1つは、仏教行
事が行われる知らせ。もう1つは、災いが起
こらない様にと言う魔除けの意味です。
幡( はた )はサンスクリット語のパター
カー( pataka )が語源なんだそうです。
青、黄、赤、白、黒(紫)の五色は、お釈迦
様の教えを表しています。あれ? さっき、
六色仏旗とか、六金色旗とか言っていたけ
ど、一色足らないじゃん? と思った方、説
明しましょう。お釈迦様が亡くなった時に玻
璃色の光が出たと言われています。でも玻璃
と言うのは無色透明で見る事が出来ません。
色では表せない輝きが六色目と言う事です。
◀ 2019年05月11日(土)05:54撮影。
最後の写真は境内に有る六地蔵の一番右端に
あるお地蔵様です。六地蔵は、地獄、餓鬼、
畜生、修羅、人、天の6つの世界で人々を救ってくださる菩薩様です。右側から順に並んでい
るので、この菩薩様は「 地獄 」を表しています。 二へドンには一番地獄が相応しいと
思い写真を撮りました。(笑)

*****「 信州善光寺で「 お数珠頂戴 」を体験しました。」 ・ 完 *****



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Posted by ニヘドン at 11:09│Comments(0)寺社仏閣
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