2013年06月17日

スーツケースが出て来ない夢を見た。

この写真は、トルコのイスタンブールの船着場に寝そべっていた野良猫ちゃん。
この写真では大きさが分かりませんが、最初に一目見た時に犬かと思った程の巨大猫でした。
孤高の詩人ロッカー高井つよし氏が一緒に暮らしている黒猫ブラッキーも体重8kgと大きいですが、
そのブラッキーを凌ぐ巨大さにビックリでした。
大人しくて、撫で回してもじっとしているので、もう1人のツアーの女性客と一緒に、猫ちゃんを撫で回して船がやって来るまで時間を過ごしたのでした。
可愛いicon06 実に美猫でした。
トルコ土産にお持ち帰りしたい位でした。

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さて、今日は夢の話を書きたいと思います。
二へドンは滅多に夢を覚えていません。
人間、眠っている間にも脳は働いているのですから、
全く夢を見ない人間がいる訳がありません。
見ないと思っている人は、ただ単に見た夢を忘れてしまっているだけなのです。

二へドンは、自分のスケジュールをぎっしり埋めるのが趣味なので、
朝は大抵「 ギャー! 遅刻だー!! 」と飛び起きます。
「 ギャー! 」と叫んだ瞬間に、それまで見ていた夢なんてふっ飛んでイスタンブール。
ですが、今日は久し振りに何も外出する予定の無い日だったので、
目が覚めた時に、静かに起きたので、ちゃんと自分の夢を覚えていました。

それは、空港のターンテーブルで、自分の荷物が出て来るのを待っている夢です。
不思議な事に、自分の鞄が、1つや2つではなく、次から次に出て来るので、
それを自分でピックアップしました。
小さい鞄を5~6個自分の足元に並べた後、最後に1番大きいワインレッドのスーツケースが
出て来ないので、探しました。

ターンテーブルの周囲を3~4周回ってみました。
その内に、電気を消されてしまい、薄暗い中を、それでもターンテーブルの周囲を探します。
とうとう、捜索の範囲を広げ、空港ビル全体を探し始めました。
ネットカフェみたいに小部屋が続く場所も探してみました。
「 きっと、接続便の時間が開いている時などに利用する部屋なんだろうな。」なんて
夢の中で思った事を覚えています。

それでも無くて、無くて、無くて、「 駄目だ! もう全然無い!! 」と思った所で目が覚めました。
こういう夢って、単純に考えると、二へドンはスーツケースが欲しいんだと考えてしまいがちです。
でも、夢って実はそう単純ではないらしいのです。
探す夢というのは、多くの人がよく見る夢のひとつなので、皆さんも1つや2つは覚えているでしょう。

「 一生懸命探しているのに見つからないのは、自分でも気がつかないけれど、
  見つけてしまうのを潜在意識では不安に感じているから。 」なんだそうですよ。
つまり、ただ単純に欲しいだけなら、夢の中で見つけられる筈です。
欲しい物が手に入る夢なら、精神が安定しますよね。
でも、見つからない夢を見る事で、その見つからない事が精神的に心地良いと言う逆説的な事に
なるのです。

例えば、忘れ物を探す場合、教科書を探していれば学校や行きたくない。
会社の書類が見つからないのであれば、会社に行きたくない。
彼氏とのデートの待ち合わせ場所に行ったのに彼氏と出会えないのは、彼氏に飽きている。
現実ではないのが、夢です。
だったら、夢の中で自分に都合の良い夢をいくらでも見られる筈ですよね。
なのに、見つからない夢を見る。
「 できれば、見つからないままのほうがいい。」
見つからない事が、その人の精神状態を安定させるのだと思います。

二へドンがスーツケースを発見出来なかったのには、大きな理由が有ります。
先日のトルコ添乗で、お客様アンケートでほぼ全員からボロクソに書かれました。
「 添乗員は要らない。」
「 ガイドに頼り過ぎ。」
「 服装がダサい。 」
「 身だしなみが悪い。」 等等。

それでショックで帰国後1週間程、呆然と過ごしました。
もう添乗なんてするもんかと言うのが、私の本音だったのかもしれません。
丁度、トルコから帰って来て、直ぐにショートショート・フィルム・フェスティバルの
ボランティア・スタッフとして2週間、映画祭のシフトに入りました。
映画祭が終わった日の晩に見た夢ですから、
「 映画祭が終わってしまった。 また添乗の仕事に戻らなければならない。」と
言う、自分の深層心理に、1秒も経たない内に気付いてしまいました。
何て単純な私。
  

Posted by ニヘドン at 12:27Comments(0)夢日記