2022年09月07日

父親が残した大量の「 バッグ・クロージャ― 」。

父親の残した大量のバッグ・クロージャ―by二へドン2020年12月11日(金)
二へドンの父親は2020年04月19
日(日)に亡くなりました。コロ
ナでした。今迄は、親族の誰かが
亡くなっても、残った家族がその
まま家に暮らしていたので、大き
な片付けは必要有りませんでし
た。けれども、父親が亡くなった
後、父が住んでいた家は無人にな
りました。母は18年前に既に他界
しておりました。父親の18年間に
も及ぶ独り暮らしの中で、実に多
くの「 物 」が溜め込まれてい
ました。写真は、その内の1つ、
パンの袋を留める「 バッグ・ク
ロージャ― 」です。
 昭和07年生まれの父は、貧しい
農家の出身だったので、物を捨て
られない人でした。だからと言っ
て、バッグ・クロージャ―をここ
まで大量に保管しなくても・・。
数を数えてみたのですが、その数
字を書いたメモを紛失してしまい
ました。100以上は有ったと思い
ます。ガラクタと言う言葉は使い
たくありません。 父親が独りで
生きた18年間の道標の様なものだ
と思えるからです。父は毎朝トー
ストを食べていたのだな、とこの
バッグ・クロージャ―を見て胸が
詰まりました。けれども、これをいつまでも保管しておく訳には行きません。
次は二へドン自身の終活をしなければならないからです。
父が亡くなって1ヵ月後に、今度は姑が亡くなりました。
2軒の家が無人になったので、その後片付けが実に膨大な時間を消費する作業でした。
へとへとになりました。 丁度コロナで二へドンの仕事が無くなっておりましたので、
後片付けの業者に頼む事はせず、少しずつ自分で片付けました。
このバッグ・クロージャ―も、写真に撮った後で捨てました。
亡くなった人の遺品の後片付けと言う大変な作業を経験して、
「 自分にとって大切な物 」「 思い出の品 」「 いつか使うかもしれない物 」は、
当の本人が死んだ後は、ゴミでしかないと言う事を骨の髄まで実感しました。
だから二へドンは、もう「 物 」は買いません。
食べる楽しみと、旅行に行く楽しみだけを、これからは追及して行きたいと思います。
形の有る物を残してしまうと、それは誰かが処分しなければならなくなり、迷惑を掛けてし
まうからです。今はブログが有るお陰で、写真をブログにアップしたら、その物は
捨てる踏ん切りがつきます。 二へドンの今迄の人生で溜め込んだ物を、
どれだけ減らす事が出来るか、これからチャレンジです!
そんな気持ちにさせてくれた父親に感謝ですね。

因みにバッグ・クロージャ―はアメリカのクイック・ロック者の創業者フロイド・パクスト
ンが林檎の袋を閉じる為に開発しました。日本には1983年に入って来ました。
埼玉県川口市に有るクイック・ロック・ジャパンと言う会社でのみ製造されている商品で
す。 年間製造数は約 26億個ですってよ!!

*****「 父親が残した大量の「 バッグ・クロージャ― 」。」 ・ 完 *****




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 哀しき妹。 (2014-04-16 20:34)

Posted by ニヘドン at 23:00│Comments(0)家族
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