2014年05月31日

雪の大谷!

ニヘドンが自分でお金を払って立山黒部アルペンルートを旅行
したのは、もうかれこれ 30年前位になるでしょうか。
当時、商社の OL だったニヘドンは、母親と2人で旅行をしました。
乗り物の切符とホテルの宿泊券だけがセットされているもので、
アルペンルートの6種類の乗り物の時間の采配は全てニヘドンが行いました。
黒部湖の遊覧船に乗ったり、弥陀ヶ原をミニ・ハイキングしたり、
アルペンルートをフルに楽しみました。
その時に母が言いました。
「 今回は優秀な添乗員さんが一緒だったから、時間の無駄無く、
  思いっきり楽しめたわ。
 あなた、本当に添乗員の仕事をすればいいじゃないの! 」
母の言葉に暗示に掛けられたか、
ニヘドンは本当に添乗員になりました。
妊娠・出産で一時、退職しましたが、昨年よりまた添乗員に復帰しました。
どうやらまだ母の暗示が解けていない様です。(笑)

これは、64歳と言う日本人女性の平均寿命からは遥かに若く死んだ母親の差し金だと
考えています。
添乗に行く先は、ニヘドンから、あそこに行きたい、ここに行きたいと言う事は一切言いません。
全て会社の担当者の言いなりです。
けれども、何処に行くにせよ、それは母親が行きたい場所なんだと思います。
死んだ母親の魂が、ニヘドンの身体を借りて、観光を楽しんでいるに違いありません。

そんな訳で、最近、ニヘドンが添乗に行くのはアルペンルートばかりです。
母親が思い出のアルペンルートに行きたがっているのです。
ニヘドンと母親がアルペンルートに行ったのは 08月でした。
母は雪の大谷を見たくて仕方が無いのです。

雪の大谷は室堂平に出来る雪の壁です。
日本で1番積雪量が多い場所なんです。
其処を道路の部分を除雪し、「 雪の大谷ウォーク 」として一般に公開します。
写真を見て下さい。
大型バスの車高が3.0m ですから、雪の壁がどれだけ高いかお分かり頂けると思います。
今年の最高地点は 13mです。
例年に比べて若干少なめです。
史上最高記録は 25m だったとか!?

写真で見ると、「 ふーん。雪の壁ね。」としか思われないかもしれませんが、
実際に見ると大興奮物です。
ニヘドンは添乗で行く度に、必ず雪の大谷ウォークを歩きます。
高原バスが通る道路の端をロープで区切った中を人が歩く事が出来ます。
室堂バスターミナルの1階から、雪の大谷ウォーク入り口に至る階段を降ります。
道路の上の除雪は完璧なので、平らなアスファルトの上は非常に歩き易いです。
最高地点の所が終点なのですが、入り口から終点まで歩いて、Uターンして戻るのに、
40分見ておけば充分です。
途中で、雪の壁の裏手の道を歩く事も可能です。
裏手の道は、雪の上を歩く事になるので、足元にご注意です。

雪の壁は、落書きをして良いコーナーが有り、様々な言語の落書きが所狭しと刻まれています。
雪の壁は何トンと言う雪の重みで圧縮されているので、倒れる事がありません。
雪の表面が徐々に徐々に溶けて行き、06月中旬まで雪の壁を楽しむ事が出来ます。
雪の大谷ウォーク開催中は、毎日 09:30〜15:15まで歩く事が出来ます。
ニヘドンが添乗の時に1回だけ吹雪の為に雪の大谷ウォークが中止になった事がありました。
その場合でも、駐車場までは入れてくれるので、諦めずに写真を撮りに行きましょう。
また、雪の大谷ウォーク入り口の机の上に「 雪の大谷 証明書 」と言う小さなカードか
置いてあります。
記念に欲しい人は、忘れずにゲットして下さいね。
ニヘドンは、また明日も、雪の大谷に添乗です。
ニヘドンの目標は、雷鳥を至近距離で見る事。
そして飛んでいる雷鳥を見る事。
そしてそして、立山でご来光を拝む事です。
室堂平で見る星空も楽しみです。
そうなんです。
明日は室堂のホテル立山に泊まりなんです。
これも、きっと母親が泊まりたかったからに相違ありません。
楽しんで来ます!

***** 「 雪の大谷! 」 ・ 完 *****


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Posted by ニヘドン at 21:03│Comments(0)旅行
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