2016年03月21日

新装オープン!「 熱の湯 」の「 湯もみショー 」

熱の湯の行列2016年01月23日(土)
草津温泉では現在
有料で「 湯もみ 」ショーを
見せてくれる施設が1軒
有ります。
「 熱の湯 」という古い建物を
取り壊して新しい建物に
新装オープンしました。

30年前は、誰もわざわざ
お金を払って見に行きたい施設ではなかった様な気がします。
それが今や! 写真をご覧下さい。 この行列です!!

「 湯もみ 」とは、昔、草津温泉で行なわれていた温泉入浴の仕方です。
当時の写真が興味深いです。
( 以前はバスターミナルの3階に温泉資料館が有ったので、そこで昔の草津温泉の事を
  いろいろ知る事が出来たのですが、今は図書館に変わってしまいました。残念。)
「 湯もみ 」は、プールの様な四角い浴槽に、横木が何本も渡され、
入浴者がその横木に沿って立ち並び、指導の係員の号令に合わせて出たり入ったりするのです。
お湯が熱いので、板で湯をかき回して温度を下げます。
これが「 湯もみ 」です。

現在では、湯もみを体験する事は出来ません。 ショーとして見るだけです。
それが、「 熱の湯 」の湯もみショーなんです。
ニヘドンは「 草津熱帯圏 」の見物を終えてから歩いて湯畑にやって来ました。
「 熱の湯 」は「 湯畑 」に隣接しています。
14:27 湯畑に到着。 午後のチケット販売は15:00~ですので、
あと約30分も待たなければなりません。
夏場であれば、30分位平気で並んで待つのですが、
何しろ雪が降って寒い! icon04
しかも行列が出来る程の人気だとは夢にも思わなかったのです。

以前の「 湯もみ 」ショーは、
「 え? 見るの? 止めなよ。 つまんないよ。 お金取られるんだよ。 
  お婆さんばっかりだよ。 」 と友人に止められる始末でした。
だから、ニヘドンは今迄1度も湯もみショーを見た事が無いのです。
今回はブロガー魂と添乗員魂を激しくたぎらせながら、湯もみショーを見るのです!

しかし、あと30分、居場所が有りません。
湯畑の足湯は大混雑で、小指1本入れる隙間も有りません。
お饅頭屋さんの「 ちちや 」で「 ちちや二色まんじゅう 」1個¥120.-を買って
食べました。 小っちゃくて柔らかくて美味し~icon06
蒸し器から出してくれる、ほかほかのお饅頭は、雪の降る日には、
もって来いですが、あっと言う間に食べ終えてしまいました。
「 湯路広場 」の公衆トイレのベンチに座って雪から避難です。
しんしんと雪が激しさを増して来ました。

14:58 公衆トイレから熱の湯に向かうと、チケット売り場の前は
写真の様な長蛇の列でした。
「 うわー! 出遅れたー!!」
入場料は大人1人¥600.-ですが、ニヘドンは宿泊先の「 ホテル櫻井 」の
ロビーから持って来た割引券を使うので、¥550.-でチケットを購入。

熱の湯 湯もみの浴槽15:30 建物の中に入れました。
観覧席は1階と2階に有ります。
中央の浴槽の三方を囲む様に三列位に椅子が並んでいます。
劇場の様に、びっしりと座席が並んでいる訳では無いので、
座席数は、そんなに多く有りません。
1階には、もう全く空席が無かったので、
2階に上がってみました。
幾つか空席は有りましたが、
下を見下ろす感じだし、柱が有ったりで、ステージが死角になる部分が多くて断念。
また1階に戻って来て、ステージの上手( かみて )付近に立ちました。
つまり、横から立ってみる訳です。

新しい建物なので、ピカピカです。
以前の古い熱の湯を見ていないのですが、随分と浴槽が小さくなってしまった気がします。
古い熱の湯は、扉が開いているのを外から覗いた事が有りますが、
もっと広くて建物の材木は黒光りしていて、( 太陽光線が入らないので、そう見えたのかも。)
古い建物が持つ独特の威厳が感じられたものです。
今の新しい熱の湯の建物は、レトロなデザインに造ってはあるのですが、
如何せん、年月の洗礼を受けていない分、どこかチャラい空気は否めません。
ああ、古い熱の湯に入っておけば良かった。
後悔先に立たずです。

ショーが始まるのは15:30から。
浴槽の横で立って開演を待つ間、期待に胸がワクワクします。
浴槽からは、もうもうと湯煙が立ち昇っています。
「 うう。 入りた~い。 」
湯もみに使う板が渡してあります。
正面席の内側には、草津節の歌詞を書いた板が、ステージ上の人から
見える様に立て掛けてありました。

熱の湯 湯もみショー15:30
湯もみショーが始まりました。
チケット窓口には、
ショーの進行表が貼られて
いたのですが、それに拠ると
最初に草津温泉の湯もみに
ついての映像が流れる筈
なのに、音声だけの案内でした。
映像見たかったから残念。

その後、ステージの上でオバチャン達の草津節の歌と踊りが披露されます。
建て替え前は、出演者達は皆、お婆さんだったらしいのですが、建物リニューアルに合わせて踊り子さん達もリニューアルしたのかと、思いきや、10歳位若返ったのかなぁ?
そして浴槽の方に下りて来て、板をパッタンパッタン左右に返して湯もみの披露。
地味~なショーです。
その後、一般参加者が浴槽の周囲に上がり湯もみ体験。
このセットを2回繰り返して、湯もみショーは終了です。
所要時間は25分でした。
え? たったこれだけで、600円取るの?
ニヘドンが見た回は、ざっと数えて200人はお客が入った様です。
@600×200人=120,000円ですよ。
1日に5回ショーをしたら、600,000円ですよ!
60万円!

この湯もみショーを見てニヘドンは、やり切れない思いに包まれました。
「 出演者のオバチャン達、全然プロフェッショナルじゃない!」

見ていて感じたのは、オバチャン達、とにかくやる気が無い。
「 あら、あたし達、やる気満々よ。」と本人達は仰有るかもしれません。
でも、やる気は微塵も見ている側に伝わってませんよ。
不貞腐れた様な仏頂面に、面倒臭そうな立ち居振舞い。
ニヘドンは今までプロアマ問わず、様々なジャンルのステージを見て来ましたが、
こんなやる気の無い人達は初めて見た。
酷い。
美人が、やる気なさそうな態度なら、まだ許せる(?)かもしれませんが、
仏頂面のオバチャン達が、全員揃ってやる気が無いんだよ。
笑顔の一つでも見せたって、損はしないでしょうよ。
そんなに辛くて苦しい人生を過ごしている訳?
オバチャン達よ~。
もし添乗員が、そんな表情や態度で仕事に臨んだら、
アンケートにボロクソに書かれるよね。
東京ディズニーリゾートのキャスト達のプロフェッショナル振りを見習って欲しいよね。
スパリゾートハワイアンズのフラダンサー達の溌剌とした踊りっ振りは
プロ以外の何物でもないよね。

湯もみのオバチャン達、全くの無償のボランティアって訳ではないんでしょう?
最悪だよ。
草津温泉の評判が悪くなっちゃうよ。
草津節の歌も、やる気無さそうに歌うから覇気が無いし。
もしニヘドンが、この湯もみショーの舞台監督だったら、オバチャン達全員、
お湯の中に突き落として煮殺すか、
ニヘドンが湯もみ板を叩き割って辞めてやるか、どっちかだね。

一般客が湯もみ体験でステージに上がる時は靴を脱ぐのですが、
雪のシーズンなのでロングブーツを履いている人も多く、
狭い上がり口に人が殺到するので、時間が掛かる訳ですよ。
そこにオバチャン達が仏頂面で「 早くしろ。早くしろ。」って
命令口調で、ハッキリ言って、お客様に失礼!

湯もみ体験に幼児が参加する時には保護者が付き添います。
湯もみ体験参加者には終了後、参加証書が渡されるのですが、
ある幼児のお母さんが、自分も欲しいと頼んだら、
ムーっと嫌そうな顔をして、無言でお母さんの胸元に突き付けましたよ。
一挙手一投足が酷い。

ニヘドンは自分がサービス業に従事しているので、他の店や乗り物で
良いサービスを受けたらお手本にするし、
逆に悪いサービスを受けたら反面教師として学びます。
でも湯もみショーのオバチャン達の酷さは、反面教師にもなり得ない。
酷い。
もう、あれは人間じゃない。

草津観光協会の方々にお願いしたい。
湯もみショー出演者の若返りと、プロフェッショナル養成に力を入れて欲しい。
今のままでは酷過ぎますよ。

毎週水曜日は、Jリーグの「 ザスパ草津 」の選手達が湯もみをする
男湯もみ 」が見られるんだって。
キャー!!男湯もみ! 男湯もみが絶対いい!
今度は必ず水曜日に草津温泉に行かなければ!!
ついでにニヘドンの背中も流してくれないかしら?
あ、そう言うんじゃないのね。
うぷぷぷぷ。

それからニヘドンが宿泊した「 ホテル櫻井 」は毎晩ロビーで
無料の「 湯もみショー 」が行なわれます。
こちらはホテル従業員が見せてくれるのです。
歌はテープ録音を流すのですが、テープだから「 やる気 」が有って、
声が溌剌としていて気迫が有るの。
聞いていて気持ちがいい。
ホテル従業員の方が「 おもてなし 」の心が有るから見ていて気持ちがいい。

有料だから、何でも良いという事ではないのね。
貴方が、もし、草津温泉で600円のお金を落としたいと思うのであれば、
ニヘドンは「 熱の湯 湯もみショー 」よりも
「 草津熱帯圏 」で動物達に餌をあげて欲しいと望みます。
ホント、湯もみショーのオバサン達、考え方と態度を改めましょう。 酷いよ。

***** 「 新装オープン!「 熱の湯 」の「 湯もみショー 」 」 ・ 完 *****





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Posted by ニヘドン at 10:42│Comments(0)旅行
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