2021年08月02日

2019年05月の水沢観音。

水澤観音の八重桜by二へドン2019年05月03日(金)
バスツアーで水澤観音へ行って来ました。
以前、親友のグルメ大魔王様と一緒に水澤観
音をお参りした時は桜が満開で、それはそれ
は美しかったのです。水澤観音の境内にはソ
メイヨシノを中心に約50本の桜の木が有り
ます。その桜が一斉に咲く時に境内に足を踏
み入れると、「 ああ、此処が極楽浄土なん
だ。」と幻惑されてしまいます。本堂背後の
斜面には樹齢300年のシダレザクラが1本有
ります。水澤観音は標高610m の場所に在
りますので、JR渋川駅周辺よりも、若干桜
の開花は遅いです。が、それにしても、この
日はもう5月の声を聞いていたのでソメイヨ
シノじゃ全て終わっていました。その代わり
に八重桜が「 これでもか!」とばかりに満
開でした。 群馬県は「 通過する県No.1 
」と、喜んでいいのか、悲しんで良いのか分
からないランキングで1位に輝いております
が、桜の名所が沢山有りますよ。
☆ 前橋公園( ソメイヨシノの桜並木 )
☆ 敷島公園( 前橋市 )
☆ 赤城南面千本桜( 前橋市 )
☆ 高崎城址公園( ソメイヨシノ )
☆ 華蔵寺公園( 伊勢崎市 )

水澤観音の本堂by二へドン東京の皆さん、コロナが収まったら、群馬県
を通過しないで、是非遊びに行ってみて下さ
いね!! では、水澤観音に到着するまでの
行程を書いておきましょう。
11:50 館林市のつつじが岡公園を出発。
12:00 館林 I.C.
12:12 岩船 JCT.
12:47 高崎 JCT.
12:52 前橋 I.C. ETC ¥ 5,840.-
13:23 群馬まいたけセンターに到着。
     舞茸バター焼き、舞茸茶、味噌汁
     の試食。
13:47 群馬まいたけセンターを出発。
14:00  水澤観音に到着。
大型バスの駐車場から本堂迄は、参道はほぼ
ほぼ平らです。 WCも有りますし、売店も
有りますし、駐車場の脇には露店も出て、地
元の方が漬けたお漬物や野菜が安く売られる
ので、お買い物の楽しみも有ります。時間が
有れば、三門から山を下って行くと、水澤う
どんの店が並ぶ「 うどんストリート 」で
食事も出来ます。二へドンに取っては、1日
ゆっくり過ごしたい場所です。
 2枚目の写真は水澤観音の本堂です。
別名「 観音堂 」とも言います。元禄年間

水澤観音の天井画by二へドン( 1688年~1703年・5代将軍徳川綱吉の
時代 )の建築と思われ、昭和60年(
1985年 )に伊香保町文化財に指定されまし
た。境内の建物の中心で、十一面千手観世音
菩薩をご本尊としてお祀りしています。古来
より融通観音として知られ、衆生の一切の願
を融通し、救いの手を差し伸べて下さいま
す。本堂は、大角堂、仁王門と同様に元禄年
間に建立され、天明07年( 1787年・11
代将軍徳川家斉の時代 )に33カ年の大改
修を終えました。全ての彫刻は掘り抜きとな
っています。
 3枚目の写真は本堂の右側の天井画です。
何ともたおやかな天女の絵だと思ったら、こ
れは「 迦陵頻伽( かりょうびんが )」
です。上半身が人間、下半身が鳥の形をして
いる仏教における想像上の生物でなんです。
迦陵頻伽はサンスクリット語のカラヴィンガ
( Kalavin'ka )の音訳です。天井画を良
く見ると、青く彩色された翼と凶暴な鷲の爪
が描かれていますよ。二へドンの心にグッと
来ました。 とても良い絵だと思います。
残念ながら作者は分かっていません。迦陵頻
伽は双頭の鳥・共命鳥( ぐみょうちょう 
)と共に極楽浄土に住むとされ、この図象は

水澤観音の六角堂by二へドン浄土を表現するものだそうです。迦陵頻伽は
殻の中に居る時から啼き出すと言われます。
その声は非常に美しく、仏様の声を形容する
のに用いられます。二へドンはプライベート
で旅をする時に、年間テーマを設定していま
す。「 全国の遊覧船に乗る!」とか「 全
国の稲荷寿司を食べる!」とかですね。
今度は「 全国の迦陵頻伽を見て歩く!」に
しようかしら。
 4枚目の写真は「 六角堂 」です。六角
二重塔とも言います。元禄年間に建立され
銅板瓦棒葺の造りで、わが国における地蔵尊
信仰の代表的建築物です。地獄道、餓鬼道、
畜生道、修羅道、人間界、天人界の六道を守
る地蔵尊を祀り、六道輪廻の相を表していま
す。この6体のお地蔵様が乗った手押し棒の
付いた回転台を、左に3回廻して供養をしま
す。
 水澤観世音は凡そ1300年前に推古天皇、
持統天皇の勅願により、高麗の高僧・恵灌僧
正によって開基されました。グルメ大魔王様
と一緒に参拝した時に「 異教の臭いがする
」と言う感想を漏らしていましたが、高麗の
異国情緒が混じっているからかもしれませ
ん。まあ、仏教そのものが異国から来ては
おりますが。(笑)  水澤観音はお線香の白い煙がとても良く似合う、
二へドンの大好きなお寺です。

*****「 2019年05月の水沢観音。 」 ・ 完 *****







同じカテゴリー(寺社仏閣)の記事画像
松江の「 城山稲荷神社 」のお狐様。
永平寺の足元をじっくり眺めてみた。
長福寿寺の「 吉( きち )ゾウ君 」。
怪しい? 怪しくない? 千葉県茂原市の「 長福寿寺 」。
塩沢宿の「 住吉神社 」をお参りしました。
平安神宮の大鳥居は、とにかくデカい!!
同じカテゴリー(寺社仏閣)の記事
 松江の「 城山稲荷神社 」のお狐様。 (2024-05-04 11:12)
 永平寺の足元をじっくり眺めてみた。 (2024-01-14 23:23)
 長福寿寺の「 吉( きち )ゾウ君 」。 (2023-12-29 13:46)
 怪しい? 怪しくない? 千葉県茂原市の「 長福寿寺 」。 (2023-12-25 23:20)
 塩沢宿の「 住吉神社 」をお参りしました。 (2023-07-29 09:02)
 平安神宮の大鳥居は、とにかくデカい!! (2022-11-28 22:00)

Posted by ニヘドン at 11:11│Comments(0)寺社仏閣旅行読書
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。