ドンドン日記・第２章

二へドンは猫が大好きです。
でも、戸籍上の　Otto　君が猫を自宅で飼う事を許してくれません。
その理由は、Otto　君が自営業で、自宅で鉄道模型の製作＆販売を行っているからです。
事務所兼用の自宅には、鉄道模型の部品が山積みされています。
この様な状況で、猫が部品を蹴散らしたり、部品の上で沮喪をしたりすれば、
Otto 君は、猫に対して激しく報復攻撃を加えるに違いありません。
二へドンはそれが良く分かっているので、猫を飼う事が出来ないのです。

ですから、専ら、野良猫達を構って遊んでもらっています。
写真は、通りで見掛けた猫ちゃんです。

猫を飼っているお友達の家に遊びに行くのも、また至極の時間です。
とは言え、飼い猫であっても、飼い主には懐いていても、ストレンジャーには
なかなか懐いてくれません。
最近、飼い猫達が、二へドンに大分懐いてくれて来たので、今日はその喜びの報告を書くのじゃ！

その１．　猫子ちゃんの場合。

茶トラのメス猫の猫子ちゃんは、すごいお喋りです。　よーく鳴き声を聞かせてくれます。
二へドンがお友達の所に電話を掛けても、電話口から猫子ちゃんの鳴き声が聞こえてくる事が度々有ります。
二へドンがお友達の家に遊びに行くと、姿は見せてくれますが、いつも、サーっと走り去ってしまいます。
飼い主さんの足元にピッタリくっついて、飼い主さんと、たまに遊びに来るストレンジャーとの違いを教えてくれます。

昨日、お友達の家に遊びに行きましたら、猫子ちゃんがやって来ました。
そして、二へドンと飼い主さんの２人の目の前で、床にゴロリと寝転がり、
猫踊りを披露してくれたのでした。　
おお！　二へドンはお友達の家に遊びに行く様になって１０ヶ月ですが、
猫子が、こんな姿を見せてくれたのは初めてです。

猫子ちゃんの猫踊り、超可愛くて、超嬉しい！！
飼い主さんも、「　お腹を見せると言う事は、敵じゃないと思っているな。」と言ってくれました。

その後、数時間して、飼い主さんがヤボ用で、ほんの１０分程外出しました。
猫子は、慌てて飼い主さんの後を追う様に玄関の方へ行きましたが、直ぐに戻って来ました。
そして二へドンが１人で居るのを不思議そうに眺めました。
テーブルの下に身を隠す様にしたので、二へドンも反対側にしゃがんで猫子ちゃんを見詰めました。
「　猫子ちゃん。」　何度も呼びかけました。　猫子はじっとして、次の行動を考えている様でした。
「　猫子ちゃん、大好き。」　と二へドンが話しかけると、猫子はただでさえ丸い瞳を更に丸くして、
ピクンと耳を幽かに動かして、「　あ、そうなんだ。」　と目で返事をしました。

二へドンもビックリしました。　猫って人間の言葉を理解しているんだ。
「　大好き　」と言う言葉の意味を、猫子ちゃんは確かに理解してくれました。

その後、猫子ちゃんは、飼い主さんのベッドの上にジャンプし、そこからハイジャンプを披露して
冷蔵庫の上に陣取りました。　ペッタリと腹ばいになった所を、二へドンは恐る恐る猫子ちゃんの
背中を撫でてみました。　
猫子は嫌がる素振りも見せずに、そのまま二へドンが触りまくるままにさせてｌくれました。
尻尾の先がくるりんと巻かれて、その尻尾の先を、ゆ～らり、ゆ～らりと振っていました。