2012年10月23日

清塚信也 「弾-DAN-」 第3夜 ピアノ・リサイタル 後半

この記事は2008年12月29日に「 ドンドン日記 」にアップした
「 清塚信也 「弾-DAN-」 第3夜 ピアノ・リサイタル 前半 」の続きの記事です。
前半は、こちら → http://nihedon.hama1.jp/e784510.html

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清塚信也 「弾-DAN-」
 第3夜 ピアノ・リサイタル

日時 : 2008年12月25日(木)
      開場  18:30 / 開演 19:00
会場 : 紀尾井ホール
料金 : ¥4,500.-( 税込み・全席指定 )
出演 : 清塚信也 / ピアノ
      山本祥平 / 1st ヴァイオリン
      清塚美耶 / 2nd ヴァイオリン
      横溝耕一 / ヴィオラ
      磯野太佑 / チェロ
      白尾祐介 / コントラバス

演目 : ベートーヴェン / ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調  作品27-2 「 月光 」
      ベートーヴェン / ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 作品13 「 悲愴 」
      リスト / 愛の夢 第3番
      ショパン /
      ショパン
      清塚信也 / 劇音楽 「 テンペスト 」
      ベートーヴェン/ ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 作品31-2 「テンペスト」
      武満徹  /   閉じた眼
                小さな空 ( with Violin )
                島へ ( with Violin )
                さようなら ( with Violin )
            Violon: 山本翔平

 〔休憩15分〕

      清塚信也 / わたしが死んでも世界は動く
      清塚信也 / 星の夜に
      渡辺俊幸 / 映画「天国はまだ遠く」より メインテーマ”闇につつまれて”
      渡辺俊幸 / 映画「天国はまだ遠く」より”光につつまれて”
      渡辺俊幸 / NHK「にっぽん 家族の肖像」より”メインテーマ”
      ショパン  / ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21(with Strings)

             1st Violon : 山本翔平
             2nd Violon : 清塚美耶
             Viola : 横溝耕一
              Cello : 磯野太佑
             Contrabass : 白尾祐介
〔アンコール〕

     清塚信也 / オリジナル
     モンティー / チャールダッシュ
     清塚信也編曲 / クリスマスメドレー

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二へドンの席の後ろのお婆ちゃんが、休憩時間中にこんな風に言っていました。
「 清塚さんは、みんなを引き立てるのが上手で。」
うん。 それはファンに取っては、凄く嬉しい事ですよね。
あんまり、ぶっきらぼうの度が過ぎるよりはね。

赤い表紙の楽譜を小脇に抱えて燕尾服姿の清塚さんがステージの上に登場。
さあ、第2部の始まりです!!

清塚「 後半は、『 天国はまだ遠く 』と言うスピンオフ携帯ドラマの曲を作らせて
    頂いたんですが、その中の曲で『 私が死んでも世界は動く 」を演奏します。」
演奏は凄く素敵なんですが、弦楽器チームの譜面台が置いてあって邪魔!!

後半の1曲目は、「 清塚信也 / わたしが死んでも世界は動く 」。
この演奏の後、清塚さんが弦楽器チームのメンバー紹介をします。
清塚「 それでは、チェロの磯野。( 黒いシャツに黒いズボン。)
    ヴァイオリンは、さっきの山本君。」

2人共、控えめに音出しをします。
二へドンの心の夫・石田~リンは、いつも豪快に音を出すけどね。
2曲目は、トリオの演奏で「 清塚信也 / 星の夜に 」。
清塚さんのピアノのイントロが始まります。
美しい~!! 第1部で聞かせてくれた武満徹のピアノ曲に引けを取らないよ~。

演奏後、清塚さんのトークです。
「 ありがとうございます。 続きまして、『 天国はまだ遠く 』より、
  渡辺俊幸先生がお書きになった曲です。 」

コントラバス、ヴィオラ、2nd ヴァイオリンが登場します。
そして3曲目の
 『 渡辺俊幸 / 映画「天国はまだ遠く」より メインテーマ”闇につつまれて”』
  静かに、静かに、心に沁み込ませる様に弾いて行きます。

4曲目は『 渡辺俊幸 / 映画「天国はまだ遠く」より”光につつまれて”』 。
  最後が印象的でした。
  最後にストリングスの拍の長い音の上で、ピアノがメロディを奏でるのです。
  美しいものを聞いた時に、人がハーッとため息をつく状態に皆がなりました。

清塚さんが曲の紹介をします。
「 続きまして、そのままですね、『 「にっぽん 家族の肖像」より”メインテーマ” 』を
お届けします。
5曲目は、『 渡辺俊幸 / NHK「にっぽん 家族の肖像」より”メインテーマ” 』。

演奏後、きよりんがマイクを持って客席に声を掛けます。
「 渡辺先生! もしかしたら、いらっしゃいますか?」
客席の中央から先生が立ち上がります。
あら! 二へドンがトイレに行く時にすれ違った人だわ!!
黒いスーツに、やや長めの髪の毛です。

6曲目はショパン  / ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21(with Strings)。
第1楽章  第1楽章 Maestoso ヘ短調 4/4拍子
   ストリングスの五重奏が格調高い調べを奏でます。
   山本さんのヴァイオリンもいいわ~。 こなれてる感じ。
   でも、チェロの磯野さん、もっと頑張って音を出せばいいのに。
   コントラバスに音が負けちゃってます。
   きよりんは、激しく頭を振りながら熱演!!
   ストリングスの演奏家達は、二へドンが初めて聞く人達ばかりでしたが、巧い!
   こまばエミナースでのコンサートの時の連中より遥かに巧い!!
   
第2楽章 Larghetto 変イ長調 4/4拍子
   おおお! 拍車が入ってしまった!
   この楽章は、当時ショパンが恋心を抱いていた、
   コンスタンツィヤ・グワトコフスカへの想いを表現したと
   友人ティトゥス・ヴォイチェホフスキ宛ての手紙で述べているのです。
   心が震えます。 こういう体験は久し振りです。
   ピアノとストリングスのハーモニーが、しっかりと噛み合っていました。
   「 意思 」の有るきよりんのタッチも素敵icon06

第3楽章 Allegro vivace ヘ短調 4/3拍子
   最後まで聞いて、二へドンは思いました。
   「 協奏曲としては、パーフェクトな演奏!!
   演奏終了後、客席からも、「 良かった。」「 良かった。」の頷きと声が上がりました。
   やっぱり、普段ピアノソロの曲ばかり聞いている人でも、
   このアンサンブル演奏の見事さは分かるよね。

清塚さんが言います。
「 えー、アンコールです。」 ちょっと押しつぶした様な声でしゃべりました。

アンコール
1曲目 : 清塚信也 / オリジナル
       きよりん、チェロ、ヴァイオリンの3人での演奏です。
2曲目 : モンティー / チャールダッシュ
       ピアノ、ヴァイオリンのデュオ演奏。
       ピアノのイントロが情熱に溢れた演奏で、それに負けじと
       ヴァイオリンの山本君も情熱を迸らせます。
3曲目 : 清塚信也編曲 / クリスマスメドレー
       この曲はきよりんのソロ演奏です。
       凄く面白かったです! きよりんお得意の即興風のバリエーションに富んだ
       アレンジが続々と飛び出しました。
       ジャズ・アレンジの「 きよしこの夜 」、
       「 ホワイト・クリスマス 」「 ジングル・ベル」「 きよしこの夜 」
       「 戦場のメリークリスマス 」
       きよりんは、髪がぴょんぴょん飛び跳ねる程、熱演してくれました。
最後にきよりんは、立ち上がってピアノに向かって拍手をしました。
こういうユーモアのセンス、大好きicon06
きよりん、大好きicon06

21:40 楽しかった演奏会も終了となりました。

*****「 清塚信也 「弾-DAN-」 第3夜 ピアノ・リサイタル 後半 」 ・ 完 *****
   


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Posted by ニヘドン at 17:58│Comments(0)コンサート
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